2024年5月25日(土)~26日(日)佐渡 ドンデン山・金北山


今年でマロニエハイキングクラブは創立30周年を迎えます。このように長く活動出来ましたのもメンバー各位のご協力の賜物と評します。また今後とも本会を永続させていきたいとの想いを込めて「佐渡・花の二山登頂」を企画いたしました。

新潟港から佐渡の両津港にフェリーで渡り、いよいよ30周年山行のスタートです。 

一日目はアオネバ渓谷登山口からドンデン山に向かいます。豊富な水量の渓谷沿いを登っていきますが、涼しくて快適な登りです。ただ、自然の厳しさを伺い知ることが出来る光景が随所に見られます。 この地は、日本海からの風雨雪をまともに受けているのですね...老木は過酷な自然の前で朽ち果てています。一方で、豊富な水を得た次の命が老木から芽吹いています。まさに命の輪廻を垣間見ることができます。また、 植物を観察すると「水が好きな植物」が本土より多いのではないかと思われます。島の自然が作り出した植物生態系なんでしょう...

生命の小宇宙を感じながらの急な登りもアオネバ十字路まで。そこからは尾根伝いにドンデン高原を進み、ドンデン山荘までは沿線に咲く花を探しながらの行程となりました。ドンデン山荘にてバスに乗車。その後はドライバーの腕に感心させられる道のりでした。 今日の宿泊地は七浦海岸の民宿です。日の入り直前の夕日の美しさを堪能した後、期待以上の食事を味わうことで終了した一日目でした。

二日目は妙見登山口から佐渡の最高峰である金北山を目指しました。白雲台駐車場から金北山の行程は、防衛省管理道路を進むことになります。先ず目についたのは「防衛庁管轄のレーダー施設」です。日本海側からの脅威をここで監視しているのですね! いや、逆に私達も監視下に置かれているかも?(事前に連絡済みです。安心して下さい)

いつも私達の安全に尽力いただきありがとうございます。敬礼!!!           

路肩には多くの植物が自生し、標高が高くなるほど面白い光景が多々あります。やはり花の山ですね。 金北山の山頂で、新潟側と日本海側の展望を十分に味わった後、名残惜しいところではありましたが、帰途につきました。下山においてはマツムシ平から妙見山山頂(巨大なレーダーの奥)を経由し、普通の登山道を歩行しました。やはり私達の足は登山道用に進化しているみたいです...

佐渡独特の自然とおいしい魚を満喫した30周年山行でした。私達は次の35周年に向けて、さらに活動を進化させていきたいのであります。














ドンデン山で出会ったお花たち








金北山で出会ったお花たち







2024年5月12日(日)若見山&弥太郎山


今日は母の日です。きっと自宅には多くの綺麗なお花が届いている事でしょう。 でも私達は新緑も可愛い花も大好きです。よって、欲するままに栃木百名山の「若見山・弥太郎山」を目指す事と致しました。

R400沿いの登山口から若見山の登頂を開始しました。登山道はなだらかではありますが落葉が多くスリップに気をつけながらの登頂です。 ジグザクに登っていくと18号鉄塔に到着し、そこから尾根道に入りました。圧巻の日留賀岳を横手に臨みながらの心地良い尾根道でした。 一つのピークを過ぎた辺りから頂上に向けては、勾配も強くなり踏み後をたどりながらの登頂となりました。 山頂はなだらかであり、緑の中くつろぎの時間を過ごすことが出来ました。

登山口に引き返し、塩那スカイライン土平駐車場から弥太郎山への登頂を開始しました。 鉄塔をたどる行程になるのですが、意外と鉄塔に気が付きません。新緑に同化した鉄塔が突然現れる感覚であります。この季節だからでしょうか・・・ 7号鉄塔にたどり着くと頂上はすぐそこです。そこは、穏やかな山頂でありリラックス観を十分に味わえました。

若見山・弥太郎山それぞれは1000m程度の山であり行程も短い山ですが、2座となるとそれなりのボリュームとなります。 特に弥太郎山は昼食後に登頂を開始するので、メンバーの体調が心配でしたが、全員が問題なく登頂する事が出来ました。 来る登山シーズンに向けて自信がついた山行でした。









2024年5月6日(月)霧降高原~大山


GW最終日。TVニュースではリターンラッシュが報じられている中、霧降高原に出かけてきました。昨日までの真夏の気候から一転し、涼しい風を感じております。今日は下り800m、登り200mの行程です。さて、どのような自然が待っている事でしょうか・・・

曇りがちなキスゲ平には殆ど登山者もなく、ほぼ独占状態。先ずは大山に向かってススキの道を進みます。合柄橋からは若干の登りとなり、さらに霧降牧場に入ってから登りらしくなってきました。このピークが大山であります。 振り返ると、見慣れた赤薙山・丸山・天空の階段の展望を見ることが出来ます。放牧シーズンは牛さんもこの光景を見ているのですね。きっとストレスが無い牛に育ってくれるのでしょうね・・・

大山から牧場を絡めながら下山し、再び牧場に入って程なく猫ノ平に到着。少し早めの食事を取りました。曇天のせいか暑くもなく快適な時間です。 食事後、つつじヶ丘に下りました。途中、マックラ滝(そんなに暗くはなかった)に立ち寄りました。小型奥入瀬渓流ですね・・・終着地のつつじヶ丘周辺はその名の通り一面ツツジで覆われております。ツツジには裏年の言葉が無いのでしょうか・・・

今年は、暑い日と寒い日が極端な事もあり、開花が遅くなっている気がします。霧降高原の花を満喫出来るのは、もう少し後かもしれません。その代わりに新緑を味わうことは十分に出来た山行でした。