2024年5月6日(月)霧降高原~大山


GW最終日。TVニュースではリターンラッシュが報じられている中、霧降高原に出かけてきました。昨日までの真夏の気候から一転し、涼しい風を感じております。今日は下り800m、登り200mの行程です。さて、どのような自然が待っている事でしょうか・・・

曇りがちなキスゲ平には殆ど登山者もなく、ほぼ独占状態。先ずは大山に向かってススキの道を進みます。合柄橋からは若干の登りとなり、さらに霧降牧場に入ってから登りらしくなってきました。このピークが大山であります。 振り返ると、見慣れた赤薙山・丸山・天空の階段の展望を見ることが出来ます。放牧シーズンは牛さんもこの光景を見ているのですね。きっとストレスが無い牛に育ってくれるのでしょうね・・・

大山から牧場を絡めながら下山し、再び牧場に入って程なく猫ノ平に到着。少し早めの食事を取りました。曇天のせいか暑くもなく快適な時間です。 食事後、つつじヶ丘に下りました。途中、マックラ滝(そんなに暗くはなかった)に立ち寄りました。小型奥入瀬渓流ですね・・・終着地のつつじヶ丘周辺はその名の通り一面ツツジで覆われております。ツツジには裏年の言葉が無いのでしょうか・・・

今年は、暑い日と寒い日が極端な事もあり、開花が遅くなっている気がします。霧降高原の花を満喫出来るのは、もう少し後かもしれません。その代わりに新緑を味わうことは十分に出来た山行でした。








2024年4月28日(日)春の植樹デー&備前楯山


雲一つない快晴の夏空の中、春の足尾植樹デーに参加してまいりました。最初にNPO法人の代表の方から「足尾地区の植樹」に関する歴史的な背景をお聞きしました。日本の産業発展が深く関与していることを認識しましたが、 二つの村が環境破壊により消滅した事実もあり、この植樹が日本の未来の為である事を御教授頂きました。

今回私どもは「戸四郎沢」の植樹に参加しました。各自ヤマボウシ・イロハモミジ・ウリハダカエデの3本の苗を植樹しました。 今日は500名のボランティア参加があるそうなので、今日一日で1500本の苗が植樹されたことになります。また、高校生スタッフが掘り具(ピッケルみたいなもの)、苗、水の配膳を行っていました。多くの人の関与で自然を蘇らせているのですね・・・

予定より大分早く植樹デーが終わり、備前楯山への登頂に向かいます。行程中は、去年ほどの開花を見ることは出来ませんでした。今年は裏年なのかもしれません。 途中、孤高の一本杉を確認できました。という事は、黄砂も少なかったようです。夏だよ!これは!! 今日は多くの登山者が備前楯山に入山していました。植樹デーに参加した後にここに来た登山者も多く聞かれました。備前楯山の頂上は狭く、登山客も多く休憩していたので、眺めを一回り堪能したのち下山を始めました。

スケジュールに余裕が有った為、「日光ダイヤ公園の東照宮1/10模型」を見に行きました。凄いですね!人生で一番東照宮を知ることが出来ました。説明者さんありがとうございました。東照宮は、模型を見たのちに実物を拝聴するのがベストですね。

普段と少し違う山行でしたが、いろんな経験が出来ました。いよいよ5月ですね!





2024年4月7日(日)春の安全講習会


マロニエHCでは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。 午前中に座学による安全に関する知識を学び、午後は古賀志山を登頂しました。

座学講習は、登山中に最も危険が及ぶ要因となる「山の気象」の知識をメンバーと共有しました。その後、セルフレスキュー/ロープワーク/山行地図の作成 を学びました。 山の気象については、難しいパートもありましたが丁寧に解説して頂き、何とか理解することが出来ました。 気象については今回は基礎編であり、またの機会で応用編(天気図の読み方を中心)を考えているそうです。 セルフレスキューは、アクシデントの対応ならびに対応するための道具の解説があり、何を準備すればよいのか?を知ることが出来ました。 恒例のロープワーク研修については、チェストハーネス(スリング)、ガースヒッチ、ムンターヒッチ、クローブヒッチ、ダブルフィッシャーマンズノット、ボウラインノット、フィギュアエイトノット の基本的ロープワークを学びました。       多くの課題を お互いに協力しながら達成していく姿は、大変心強い光景であります。きっと参加者全員がマスターしたのではないでしょうか。

午後は古賀志山に移動し、北コース→山頂→南コース→トリムコースを歩行しました。今回は安全講習であり、疲れにくく転びにくい安全歩行を学ぶ事が主目的です。 ①二軸歩行 ②フラット歩行 ③登りでの重心と足の使い方 ④下りでの重心と足の置き方 を実践しながら教授して頂きました。 全てが大いに参考になる講習でした。

今後高い山や厳しい山の山行も待っております。講習会で得た知見や経験を安全登山に生かせていく所存です。

また、古賀志山にも花の時期が到来している事をお知らせしておきます。






2024年2月4日(日)奥日光庵滝


2週間前の高原山スノーシューハイクが荒天の為中止となり、定例としては今年初めてのスノートレッキングとなりました。

奥日光も近日は降雪も無く、雪が少ない状況が継続しています。そんな中ですが、今日は奥日光庵滝へのスノートレッキングに出かけてきました。

晴天の中、赤坂茶屋を出発しました。今日は多くのハイカーが戦場ヶ原に入っているようです。 戦場ヶ原を抜けた弓張峠からは本格的なスノートレッキングの開始です。

トレッキングルートは、しっかりとトレースされており硬く踏み固められています。さらに急勾配もないので、軽アイゼンで十分でした。 念の為、スノーシューも持込みましたが、残念ながら??活躍の場はありませんでした。ただ、これらも紙一重であり、もし南岸低気圧の接近が2日早かったら 間違いなくスノーシュートレッキングになっており、改めてスノートレッキングの奥深さを感じる一日でした。

庵滝に近づくにつれて雪の落とし穴も見かけるようになり、注意しながら進みむこと約1.5時間目的の庵滝に到着する事ができました。 例年に比べ氷柱は小さいようですがそれでも大迫力!! また、よく見ると氷柱の中では水が勢いよく落ちてきており、空洞になっております。すなわち、いつ氷柱が崩落してもおかしくない状況です。 実際、庵滝の中央部は氷柱が切れており、おそらくその部分の氷柱は崩落したのではないか?と思われます。ここにも暖冬の影響が表れている様子です。

それでもこの庵滝の光景はアメージングであり、この地のスノートレッキング人気は頷けるものであります。21000歩のアイゼントレッキングでした。







2023年9月17日(日)秋の安全講習会 古賀志山

マロニエHCは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。 午前中に座学による安全に関する知識を学び、午後は古賀志山登頂となりました。

午前中の座学講習は、登山に於ける心得を中心に学びました。過去の事故事例をみんなで検証し、ハイキングセミナー等でも案内されております「安全登山ハンドブック」により、改めて安全意識を高めることが出来ました。

座学の後、ロープワークを学びました。 今日は代表的な結び方として、「ガースヒッチ」「プルージック」「ダブルフィッシャーマンズノット」「フィギュアエイトノット」「ムンターヒッチ」「クローブヒッチ」「もやい結び」「チェストハーネス」 をワイワイしながら楽しく学びました。これだけ覚えていれば十分との事ですので、何とか習得したい限りであります。 ロープは、たとえ寝転がっていても、たとえ暗闇の中でも、正しく結べなくては実践では使えないツールであり、毎日ロープワークを試みるのが重要であります。 (家庭の居間でコツコツと目立たないように練習する為の道具が必要ですね・・・)

午後、南コースから山頂に向かいましたが、練習の為に直登コースを選択しました。 直登に慣れていないメンバーもいましたが、3点指示を経験者が適切に声をかけ、全員安全に登り切ることが出来ました。

どうぞ、ご安全に・・・




2023年9月3日(日)中禅寺湖半周クリーンハイク


栃木県労山者山岳連盟の腕章を着けてクリーンハイクです。



ちょっと休憩

風が強くて木陰を歩いていると風向きによっては湖から風が吹いてきて寒いくらいでした。また、風で出来た波がザザザーーーと聞こえて来て海にいる様に感じました。

この日の奥日光の気温は最低気温16.4℃(5:30)最高気温24.4℃(14:10)

宇都宮の気温は最低気温24.5℃最高気温34℃でした。奥日光最高!

千住ヶ浜からの風景です。

ヒヨドリ、アケボノソウ、ノコンギク等、咲いてました。

立木観音駐車場に着きました。トレッキング靴を履き替えます。マロニエハイキングクラブはマイクロバス利用で運転手さんも居るのでスタートの場所とゴール場所が違くても迎えに来てくれます。さて、みんなの車が置いてあるマロニエの駐車場まで帰りましょう。この日は6時間、約30000歩でした。お疲れ様でした。

2023年8月20日(日)小田代ヶ原

宇都宮は暑い!天然の冷房を求めて、日光戦場ヶ原にやって来ました。でも、バスを降り立つと、暑い!! 標高1400m地点でもこの暑さ? ならば宇都宮はどんだけ暑いのか!! 太陽が容赦なく照り付ける中、赤沼駐車場を出発して、戦場ヶ原に歩を入れます。清流沿いを進み、しゃくなげ橋から小田代ヶ原に向かいました。木陰が多く、湿度は高いけれど、時よりよぎる風は心地よいところです。 湿地に目を向けると、チタケが申し訳なさそうに生息しており、チタケ鑑賞ツアーのようになってしまいました。 多くの花が生息する地点です。特に目についたのは、ホザキシモツケです。もう少し早い時期、もしくは、こんなに暑くなかったら、一面の満開かも知れません。 ただ、このままで終わらないのが私たちのハイキングです!  小田代ヶ原の周回道路に出る頃から、雨がポツリポツリ。  5月初旬以来の雨です!久しぶりの雨具の装着となりました。 撥水剤を塗布したのは大分前だった・・・効力がまだ生きているんだろうか・・・ 今日の午後は雨を予測していたものの、「まだ午前中ではないか!しかも雷もゴロゴロ」とブツブツ言いながら、泉門池→あおき橋と足を進めます。湿地内を流れる清流がだんだん元気になってきました。 このような天候なので、周囲の山は全く見えず、白一色。足早にバスに乗り込み、帰途に着きました。戦場ヶ原から中禅寺湖に降りると、雨が降った形跡なし。この地形と天気の読みは本当に難しいですね。







2023年8月6日(日)川俣ダム湖畔散策

久しぶりの余裕のあるハイクです。雲は多いが雨の心配のない絶好の避暑めぐり・・・でも、今日はこの地でも暑いですね。 今日は鬼怒川水系のダム湖の一つである「川俣ダム湖」を探索します。鬼怒川水系には4つのダムがあります。男鹿川域の湯西川ダムと五十里ダム、鬼怒川域の川治ダムと川俣ダムですが、 五十里湖と八潮湖(川治ダム)は地下水路でつながっているので、この4つのダムは関連して水をコントロールしていることになりますね!大きな治水事業だったと推測します。 実際に足を踏み入れてみると、貯水量は少なく、放水も低水放流のみでした。栃木県内には特に水不足はアナウンスされていませんので、この程度の貯水量でも問題ないのですね・・・ さて、川俣ダムより瀬戸合峡コースを渡り、渡らっしゃい吊橋に到着しました。立派な吊橋であり、ほとんど揺れません。だから、十分にアーチ式ダムや断崖・狭峡を見ることが出来ます。 ダム周囲の探索の後、愛宕山展望台に向かいました。落ち葉が多く急な登りでしたが、要所に階段が設置されており、さりげなく佇んでいる石仏を眺めながらの、登頂となりました。 登山クラブですので、ランランと言ってもこの位はないとね・・・ 川俣湖の湖畔を進んだところにキャンプ可能な二本松広場が有り、そこで昼食を取りました。あとは、美人になるという温泉に入って、寝る(車の中で)だけです。 終始、余裕のハイクでした。この周辺には、他にも探索ルートが有り、涼を求めた楽しみが味わえる場所であると認識しました。









昼食です。


水が少なめかしら?




温泉で汗を流しました。


名水の郷 日光おかき工房でお土産購入しました。

2023年7月16日(日)白根山 瞑想の谷

とても梅雨期とは思えない快晴のなか、日光白根山の山麓の「瞑想の谷」にあるコマクサに会いに行きました。 菅沼新道の駐車場はすでに満車であり、日光白根山の人気の高さと新型コロナから解放された梅雨明けを待てない登山者がいかに多いかを示しています。 晴天にもかかわらず樹木により清々しい気候のなか、2時間で弥陀が池に到着しました。ここで、正面に堂々とした白根山が登場します。 「ん~今日の目的地は白根山ではない。山麓である」と自分に言い聞かせながら五色沼に向かいました。 軽いピークにたどり着くと、見事なグリーンで色づいた五色沼を確認。白根山山頂から望む五色沼も良いけれど、このピークはハクサンシャクナゲを侍らしながらの五色沼を楽しめますね。 五色沼のほとりを探索した後、瞑想の谷に向かいます。周囲を山々に囲まれた谷にですが、さて、コマクサはどこにあるのでしょう?谷の底まで来ると何やらピンクの花が・・・ 良く目を凝らしてみると、砂礫のあちこちにコマクサがあります。感激であります。オッ!シロバナコマクサもある! 十分にコマクサを堪能した後、安全に気合を込めながら菅沼新道を下山します。ひたすら頂上を目指すのではなく、このような登山もあるのですね!山の新しい楽しみを発見した一日でした。



瞑想の谷




白根山のお花たち


苔も素敵です。


歩行時間約7時間。転ばない様に一生懸命下ります。


頑張りました。下山後のソフトクリームは格別です。


メンバーのブログです。合わせてご覧ください。

https://ameblo.jp/techan1955/

2023年6月28日(水)駒止湿原

梅雨まっただ中の山行です。マロニエHCの定例山行は5月中旬の横根山以来、4回連続で晴天と異常な状況です。もうそろそろSunnyーPowerも尽きる頃かな?? てんきとくらすでは小雨のなか、雨天決行の信念にて<駒止湿原探索>を実施しました。よって、 「ん!天気が・・・」を何度も発する事になるのであります。 予想通り曇り空の中、宇都宮市内を出発しました。

10時過ぎに駒止湿原に到着しましたが、「ん!天気が・・・①」雨が振っていない。 駒止湿原は大谷地からスタートしました。早速ニッコウキスゲのお出迎えです。圧倒的な量ではありませんが、このさりげない姿に共感を持つのであります。 湿原内は木道を渡り歩くのですが、聞いたことのある名前の多くの高山植物がほどよく点在しております。どうやって、名前を記憶すればよいのでしょうか?

「ん!天気が・・・②」雲の切れ間に青空が見えてきました。暑い!湿原内は無風であります。まだ、キンコウカの群落を見ることは出来ません。 白樺谷地に入りました。ワタスゲの群落が見えるはずなのですが、何となくワタスゲに元気がありません。ニッコウキスゲの方が目立ってますので、少し季節が早まっているのかも知れません。 最後は水無谷地です。ヒオウギアヤメが特徴的ヴァイオレットで水辺に君臨しています。 ここでは湿原植物だけでなく、低木層植物も味を出しています。ウラジロヨウラク、ハクサンシャクナゲ、レンゲツツジが湿原とコントラストを演じています。 3時間ほど駒止湿原を探索後、次の目的地である<上三依水生植物園>に向かいます。

「ん!天気が・・・③」何だか尾瀬方面の空が真っ暗です。ポツリ ポツリ 物凄い雨になってきました。もう少し行程が遅かったら、これに遭遇するところでした・・・。

「ん!天気が・・・④」福島県から栃木県に入ると、雨が止んでおります。植物園も決行することにしました。

「ん!天気が・・・⑤」鬼怒川温泉を越える頃から急に雨足が強まり、丸彦製菓に到着するころは再び土砂降り

「ん!天気が・・・⑥」宇都宮に近づくにつれ、天気が回復。 今回は、プログラムと天気がきわどくマッチングし、奇跡的に全プログラムを遂行することが出来ました。このようなマロニエHC定例ハイキングも有りではないでしょうか・・・。




駒止湿原で目についた植物たち





上三依植物園で見つけた植物たち

最後。丸彦製菓 名水の郷 日光おかき工房

土砂降りと私が休憩スペースでゆっくりお茶を飲みながら購入した炭酸まんじゅうを頂いていて撮影出来なかったのでお土産の商品を家で撮ったものです。

店内は試食コーナー、無料ドリンクもありました。

以上、今回の山行は難易度1で歩行時間3時間でしたので、オプションも2つ付いてました。とっても楽しかったです♪