2024年4月28日(日)春の植樹デー&備前楯山


雲一つない快晴の夏空の中、春の足尾植樹デーに参加してまいりました。最初にNPO法人の代表の方から「足尾地区の植樹」に関する歴史的な背景をお聞きしました。日本の産業発展が深く関与していることを認識しましたが、 二つの村が環境破壊により消滅した事実もあり、この植樹が日本の未来の為である事を御教授頂きました。

今回私どもは「戸四郎沢」の植樹に参加しました。各自ヤマボウシ・イロハモミジ・ウリハダカエデの3本の苗を植樹しました。 今日は500名のボランティア参加があるそうなので、今日一日で1500本の苗が植樹されたことになります。また、高校生スタッフが掘り具(ピッケルみたいなもの)、苗、水の配膳を行っていました。多くの人の関与で自然を蘇らせているのですね・・・

予定より大分早く植樹デーが終わり、備前楯山への登頂に向かいます。行程中は、去年ほどの開花を見ることは出来ませんでした。今年は裏年なのかもしれません。 途中、中倉山の孤高のブナを確認できました。という事は、黄砂も少なかったようです。夏だよ!これは!! 今日は多くの登山者が備前楯山に入山していました。植樹デーに参加した後にここに来た登山者も多く聞かれました。備前楯山の頂上は狭く、登山客も多く休憩していたので、眺めを一回り堪能したのち下山を始めました。

スケジュールに余裕が有った為、「日光ダイヤ公園の東照宮1/10模型」を見に行きました。凄いですね!人生で一番東照宮を知ることが出来ました。説明者さんありがとうございました。東照宮は、模型を見たのちに実物を拝聴するのがベストですね。

普段と少し違う山行でしたが、いろんな経験が出来ました。いよいよ5月ですね!





2024年4月7日(日)春の安全講習会


マロニエHCでは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。 午前中に座学による安全に関する知識を学び、午後は古賀志山を登頂しました。

座学講習は、登山中に最も危険が及ぶ要因となる「山の気象」の知識をメンバーと共有しました。その後、セルフレスキュー/ロープワーク/山行地図の作成 を学びました。 山の気象については、難しいパートもありましたが丁寧に解説して頂き、何とか理解することが出来ました。 気象については今回は基礎編であり、またの機会で応用編(天気図の読み方を中心)を考えているそうです。 セルフレスキューは、アクシデントの対応ならびに対応するための道具の解説があり、何を準備すればよいのか?を知ることが出来ました。 恒例のロープワーク研修については、チェストハーネス(スリング)、ガースヒッチ、ムンターヒッチ、クローブヒッチ、ダブルフィッシャーマンズノット、ボウラインノット、フィギュアエイトノット の基本的ロープワークを学びました。       多くの課題を お互いに協力しながら達成していく姿は、大変心強い光景であります。きっと参加者全員がマスターしたのではないでしょうか。

午後は古賀志山に移動し、北コース→山頂→南コース→トリムコースを歩行しました。今回は安全講習であり、疲れにくく転びにくい安全歩行を学ぶ事が主目的です。 ①二軸歩行 ②フラット歩行 ③登りでの重心と足の使い方 ④下りでの重心と足の置き方 を実践しながら教授して頂きました。 全てが大いに参考になる講習でした。

今後高い山や厳しい山の山行も待っております。講習会で得た知見や経験を安全登山に生かせていく所存です。

また、古賀志山にも花の時期が到来している事をお知らせしておきます。