2023年10月29日(日)鴈ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)

10月に入り、どうも週末に天気が崩れるサイクルが続いています。まさに5月と同じ状況です。 今日の山行も直前まで天気の心配があったのですが、この山梨地方は何とか持ち直し、鴈ヶ腹摺山に行くことが出来ました。マロニエHCメンバーの人徳ですね??

鴈ヶ腹摺山(ガンガハラスリヤマ)とは面白い山名でありますが、この地域には他にも〇〇鴈ヶ腹摺山があり、鳥道に接した頂きの山を総称する意味もあるようです。 さて、今日目指すのは、大峠から1時間余りで登頂できる王道なる「鴈ヶ腹摺山」ですが、旧500円札裏面の富士山の撮影地点として有名な地であります。 調査したところ、旧500円札の流通を止めたのは1994年です。よって、今日のメンバーは「私は500円札なんて見たことな~い」とブリッ子する事は出来ません・・・。

少し肌寒い中、大峠を出発しました。肝心の富士山は雲の中。裾野さえも見えません。その代わりにピンポイントで紅葉が見られます。また山道は赤い絨毯とかした落ち葉の散歩道。 富士山は見えなくとも、その行程は私達を十分に楽しませてくれました。そして、まもなく広い鴈ヶ腹摺山山頂に到着しました。残念ながら富士山の展望はありません。

展望が回復することを祈りつつ鴈ヶ腹摺山を後にし、次の姥子山(ウバコヤマ)に向かいました。 樹林帯の急坂に足を取られながらも白樺平まで下り、その後姥子山への登り返しに奮闘。全員無事に姥子山の西峰~東峰まで到達しました。この行程も印象的であり、紅葉の美しさだけでなく、白樺平の「苔の楽園」にも驚いた次第です。

帰路は雲の後ろにあるはずの富士山を思い浮かべながらの途となりましたが、終始紅葉には恵まれた一日でした。

富士山はまた今度と決意した一向であります。







2023年7月11日(火)~12日(水)富士山 自主山行

ほんの5分の会話の中で決まってしまった富士山!「富士山は見る山であり、登る山ではない」との考えも解るが、でも富士山です。他の山とは違ったアメージングな経験をもたらしてくれる山です。 今回の目的の一つは「御来光」です。よって、登頂中でも御来光を見ることが可能な「吉田ルート」を選択し、渋滞を避ける為に火曜日出発の1泊2日の工程としました。 戦いは、5月初旬から始まりました。山小屋予約解禁日にWebアクセスしたにもかかわらず、8合目は既に満室状態。何とか7合目を確保できたので、富士山登頂を決行する事にしました。 ところで、11日12日の登山指数は、Cのまま・・・上空の強風を覚悟して、富士スバルライン5合目を9時に出発しました。 7合目までは特に急登も無く、滑りやすい登山道ではありましたが、順調に7合目の「トモエ館」に昼頃には到着しました。 平日にもかかわらず、多くの登山客がトモエ館前を通過して行きます。日本語よりも外国語(特に中国語)が飛び交います。中国からのツアー客でしょう。このガイドは大変ですね・・・ 割と快適に就寝して、12日は2時に7合目を出発しました。御来光客での混雑は全くありません。多少雲がかかっており星空は十分に鑑賞できそうにありませんが、御来光には十分な天候です。 7合目からは登山道が一転して岩場の登りが中心です。各自ヘッドライトで足元を確認しながらの登りです。だんだん空気が薄くなったせいでしょうか、呼吸が早まってきています。 8合目半に到着したころ徐々に東の空が赤く染まりだし、ここで御来光を待つ事にしました。間もなく、見えてきました!!!御来光です。この瞬間の為に、ここに来ているのです。 頂上まで、あと少し。時折突風が吹く中、身体が持っていかれない様、注意をしながらの最後の踏ん張りです。 吉田ルート頂上の浅間神社に到着。頂上は強風が吹き荒れ、危険な状況と判断しました。目の前に剣が峰が見えるのですが、御鉢回りも断念!!! 早々に下山する事にしました。下山は楽しい砂走りを下ります。ただ、突風がここにも押し寄せてきます。砂が舞い、全身火山灰の砂まみれ!早く温泉に入りたい・・・ 楽しい砂走りも3時間もやっていると飽きてきます。丁度飽きたころ6合目に到着しました。 振り返ると雄大な富士山が見えています。私たちは、先程まであそこに居たのですね。大きな満足感と供に富士山山行を終了しました。 誰かが言いました。今度は剣が峰まで行きたいね・・・エッ~また行くの(*’ω’*)



















2022年10月16日(日)大菩薩嶺(だいぼさつれい)

待ちに待った100名山の大菩薩嶺! 天候が心配されましたが良好の内に工程を完了することが出来ました。 上日川峠の駐車場が満車の為、その下の第3駐車場から工程をスタートしました。さすがに人気の高い山ですね。 工程の前半は、思っていたより紅葉が少なく、逆に深緑を堪能ながら、ほぼ無事に大菩薩峠に到着することが出来ました。

さあ、いよいよ今回のメインである雷岩・大菩薩嶺の尾根道。 尾根道は良く晴れており風も微風で、涼しくて心地よい理想的な天候となりました。 さらに、大菩薩嶺の山容には、緑のなか、とこどこに紅葉が見られ、季節の流れを感じる山登りの楽しさを全員があじわいました。 ところが、富士山~南アルプス~八ヶ岳は見事に雲に覆われており、その大展望を堪能する事は残念ながら出来ませんでした。 聞くところによると、昨年は悪天候の為に大菩薩峠にて引き返したそうであり、今年は大きく進展したものの、尾根道の大パノラマは来年の楽しみになりました。 雷岩からは唐松尾根を雲の後ろにあるはずの富士山を思い浮かべながら急坂をくだり、無事に上日川峠に到着することが出来ました 予定通り、帰途につきましたが、中央道の渋滞(昔から渋滞で有名、今も改善されていない)重なり、雁坂峠から秩父周りでの帰途となりました。

参加者18名の内、今年入会の新メンバーが半数となるこの大菩薩嶺山行でしたが、コミュニケーションも活発にできた、大変楽しい山行でした。






2021年11月7日(日)見延山

古刹久遠寺の三門を過ぎた参道で元会員の方(山梨県に移住)と待ち合わせ。登山口迄バスが入ることが出来て、足ごしらえを済ませ出発です。奥の院への参道だった登山道は結構急です。何百年も昔からこの道を一歩一歩たどり、奥の院に参詣した人々の信心に頭の下がる思いがします。両側の杉木立の間から陽の光が差し込んでいたかと思うと霧がかかり、一幅の山水画のような、水彩画のような景色が広がります。頂上では雪を頂いた富士山が待っていました。