2023年11月23日(木)天狗山

日本には天狗山と称する名峰がいくつか有ります。北海道小樽・信州佐久・足利にもありますが、今日は福島県白河市にある「日本で最も山開きが遅いとPRされている天狗山」への山行です。 さて、伝説では天狗が住むと言われていますが、その通り天狗に会えますでしょうか?

今回の山行は「天狗山山開き」のイベント当日であり、多くの人出がありました。よって、計画していた登山口駐車場まで車で行く事が出来ず、表郷総合運動公園から登頂を開始する事になりました。 公園から林道を歩く事約40分、登山口の駐車場に到着し、そこからが本当の登山道となります。迷わず「お花コース」を選択です。

おそらく4~5月はカタクリが咲き乱れると思われる山道を登り、「出会いの鐘」に到達しました。恥ずかしそうな鐘の音を振り返りながら一旦谷に降下します。駐車場からの登頂ルートに合流した後は 多くの登山者とすれ違いながら、天狗山に一気に登って行きます。「天狗の〇〇」のモニュメントはあるのですが、なかなか天狗に会えません! その代わりに山道の紅葉は素晴らしく、真っ赤なモミジの紅葉と樹木の形態が天狗の様相に見立てられたのかな?と妙に納得してしまいました。

回り込むようにして天狗山山頂に到着。思っていたより展望はよく、もし晴れていたら「那須連山・吾妻連峰・安達太良」が見えていたと思われます。何とか一切経山と西吾妻山を確認できたのは成果でした。 落ち葉で満たされた下山道を軽快に下り、無事駐車場に到着しました。ちなみに豚汁はラストであり、ギリギリでありつけました。みんなの食への想いを感じた瞬間でした!!

天狗山もそうですが白河の関においても、白河の地の自然を堪能することができたと思っております。また来る機会がある事を願っています。、













2023年11月12日(日)荒船山

ようやく秋になったと思ったら、突然冬です。底冷えのする気候の中、荒船山に登頂致しました。 荒船山と言えば、妙義山と共に上州を代表する山系です。そのテーブルマウンテンに今日は足跡を残すのであります。

今日のルートは、最もスタンダードとされる「内山峠」からのアクセスです。すでに多くのマイカーが駐車場を埋めており、この山の人気を示しています。 内山峠からは比較的なだらかな山道を歩行して行きます。この時期なので落葉が山道を埋め尽くし、足元の危険がわかりません。 木の根に引っかかったり、石のギャップに足を取られたり、落ち葉と共にスリップしたり・・・足腰が脆くなっている私達は注意を怠ることは出来ません。

鍬岩修剣道場から先は様相も一転、岩場の急斜面の連続です。このギャップが荒船山の魅力のひとつかもしれません 荒船山の固有名詞がつくほど有名な「安山岩溶岩帯」となります。明らかに滑りそうな岩場を注意深く突破してゆきます。注意地点での声掛けをしながら、1時間ほどで艫岩に到着しました。 艫岩は何度来ても怖いですね。展望の良さに引かれて、艫岩の先端に行ってしまいそうですね・・・

艫岩から荒船山(行塚山)までは、ほとんど水平です。まさにテーブルマウンテンであります。船首に向かう地点で再び急斜面が顔を出したところで、すぐに頂上に到着しました。ここが荒船山であります。

晴れてはいるものの少しガスが掛かった天候の為、遠くの山々の展望は十分ではありませんでしたが、十分に上州の山々の魅力を感じ取った山行でした。