2025年4月20日(日)裏筑波山

筑波山は茨城を代表する山であり、「日本百名山」でもあります。
宇都宮からのアクセスも良く、マロニエHCも毎年のように登頂しています。・・・ケーブルカーもあるし・・・
今年は志向を変更!裏筑波の道のりを楽しもうとのコンセプトを掲げ、薬王院Pからの登山ルートとしました。

登山道はおそろしく整備されており、危険個所は全くありません。
御幸ヶ原まではずーっとこんな感じのハイキングロードなんでしょうね。ただ、登るにつれ可愛い花が目についてきました。まさに狙い通りの山行になってきました。
表にはない風情ですね!筑波山は表と裏で山容が異なっているのですね。

それでもメンバーが大好きな???階段を気合を入れて登り切ると稜線に出ました。
すれ違う登山者も多くなり、御幸ヶ原が近い事を示しています。
御幸ヶ原に出ると、表側からの雲が女体山にぶつかり、雲がせり上がってくる光景が見られています。アルプスならともかく、筑波山でもこんな光景が見れるとは思ってもいませんでした。・・・拍手・・・

男体山を余裕で登頂した後、対面する女体山に向かいます。頂上付近では、まさに老若男女がひしめいています。展望には期待できない故、早々に女体山を降り、奇岩域を通過して、つつじヶ丘に下山しました。

今日の山行は、通して晴れ間が無く、日光連山どころか霞ヶ浦も見えませんでした。
でも、その代わりに、裏筑波のお花達に会う事が出来ました。
筑波山の違った一面を見て、ますます筑波山を好きになった一日でした。









2025年4月12日(土)三ツ岩岳

降雨に挟まれた奇跡的な晴れの日です。今日は群馬県の三ツ岩岳に登ってきました。
アカヤシオ群生で有名なこの地でありますが、いつもと少し違う春の日々!
果たしてどうでしょうか?

三ツ岩岳は、大仁田ダムに隣接した竜王里宮登山からスタートしました。
思いのほか急登です。さらに昨日の降雨のせいかスリップに気を付けながらの登頂となりました。竜王大権現を過ぎると視界に稜線が見えてきますが、山の名の通りゴツゴツした岩が四方に顔を出してきました。頂上近くでは岩登りも体験させてくれました。
頂上はそんなに広くないので、グループを分けて登頂しました。上州の山々に囲まれた展望を味わい、山の間に浅間山の頂きを見ることが出来ました。晴天に感謝する次第であります。
この山は結構な岩山ですね…宇都宮の古賀志山に似てます。
出会った他府県の登山者と古賀志山の話で盛り上がる場面もあり、共通点があると感じました。

山全体にアカヤシオ群生を見られそうなのですが、今年に於いては少し時期が早かったようです。花芽はついており、一週間もすればアカヤシオで彩られた三ツ岩岳を観賞する事が出来ると思います。それも見たいですね!

それでも晴天に恵まれ、適度な緊張感のある岩場もあり、上州の山らしい奥深さを感じられる山旅でした。








2025年4月3日(木)角田山

少し雨模様かな?と思う中、新潟に向けて出発しました。
今日の目的地は新潟市の南西に位置する角田山です。
山頂からは日本海はもとより新潟平野・佐渡島・越後の山々が望める筈であり、普段と違う景色に期待するところであります。

関越トンネルを抜けると一面の雪景色!関東と新潟県ではこんなに違うものなんですね。日本海に近づくと積雪も無くなり、向かう角田山にも雪の光景はありません。
五か峠登山口から登頂を開始しました。
登山道は雪解けまじかの為かドロドロになっています。パンツの裾の汚れを気にしながらスリップに注意して高度を上げていきます。尾根道の周りにはカタクリが咲き乱れています。宇都宮のカタクリよりも大きいし、色が濃いと思います。気候の違いなのか?品種の違いなのか?
角田山山頂を経由して観音堂に到着しました。新潟平野が一望できますね!あいにく山の方は雲がかかっており飯豊連峰も見えませんが、日本海側は海岸に打ち上げる波を確認することも出来ます。そこでは多くの登山者がお昼を取っており、人気のスポットである事が伺い知れます。
いつの間にか空模様が怪しくなり、ポツリと雨を感じました。角田岬に向けて下山を開始しました。雨はそれほど強くはなりませんが、相変わらずのドロドロ登山道です。
でも、下山ルートのお花達も可愛い姿を見せてくれており、最後までずっと語り掛けてくれました。
灯台が見えてくると間もなく角田岬に到着します。
沢山のお花達と共に過ごした至福の5時間でした。ありがとう!











2025年3月30日(日)茨城横根山~都室山

初夏並みの暖かさから一転、雪が降るのではないかと思えるような気候の中、茨城の横根山に行ってきました。
本日のサブタイトルは「イワウチワ群生に癒されに」となっているのですが、今年の春はイワウチワにどのような影響を与えているのでしょうか???

昨日の雨も上がり、登山にはこの寒さも好都合!花貫さくら公園から川沿いに登頂を開始しました。さくらもボチボチ・勾配もボチボチ・・・なかなか爽やかな行程であります。
少し登ると有りました!「最初のイワウチワ」です。それまでは落下したツバキばかりが目に付いていたので、ホッとしました。思わず「出迎えありがとう」と言いたくなってしまいます。
そして標高を稼ぐにつれ、有るは有るは・・・今日のルートは正にイワウチワのルートなんですね!まるで私達が図鑑の中に入り込んだような光景になっています。そのうえ昨日の降雨のおかげで煌びやかに輝いているではありませんか!!!
・・・これは癒されますね!タイトルに偽りなし・・・

途中、沢尻沼で咲きかけのミズバショウに親しみ、春の癒しを全身に感じながら、横根山に登頂しました。雪がない山頂は久しぶりであります。
春の里山頂上で味わう昼食が何と美味しかったことか!!

昼食後、穏やかな表情の稜線を暫くたどり、本日二座目の都室山山頂に到着しました。
なだらかな山頂であり、癒しと余裕のこの時期らしい演出をしてくれています。

春の茨城低山は、時折吹く風も涼しく里山の面白さを十分に感じさせてくれた山でした。
ありがとう






2025年2月23日(日)春の安全講習会

マロニエHCでは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。
午前中に安全登山を救助技術の観点で啓蒙した後、午後は古賀志山の岩場を歩行してみました。今回は、20名の参加者があり、マロニエHCメンバーの安全登山技術習得への意欲を感じ取った機会でありました。

ただ、講習があまりにも活発であった為に、写真の撮影を忘れてしまいました。
大変申し訳ございません...

午前の部は、昨年の「救助技術講習会」に参加したメンバーにより、現地に於いてのロープを使って実際に救助する方法を実演しました。
次に5名づつ4班のグループを作り、その中で「ロープワークの復習」「救助におけるロープワークの必要性」「救助の方法」とのステップで救助技術を展開しました。
ベテラン・初心者のそれぞれが、「必要な装備」「ロープワークを習得する意義」「救助技術を身につける重要性」を感じ取ることが出来たと思っております。
今回は非常に難しいテーマでしたが、活発かつ楽しく学ぶことが出来ました。
また、4班同時に救助を体験していただく為に、多くのロープ・スリング・カラビナの集積をお願い致しました。ご協力を賜りましたお礼をこの場を借りて申し上げます。
ありがとう御座いました。

午後は、古賀志山の中尾根コースを歩行しました。
ご存知のように中尾根コースは、「岩場」「ロープ場」「鎖場」と三拍子揃っています。初めての経験のメンバーもいます。
声を掛け合い、時には三点支持を指示し、足場を指示する等々、みんなの力により全員が安全にクリアーする事が出来ました。

全てが大いに参考になる講習でした。今後高い山や厳しい山も待っております。
今回得た知見や経験は必ずを安全登山に生かせるものと信じております。





2025年2月2日(日)裏磐梯イエローフォール

今年も裏磐梯イエローフォールに来ております。
いつもより積雪が多く、まさにスノーシューハイクの世界を楽しむ事ができる別天地であります。
裏磐梯スキー場からリフトを乗り継ぎ、リフトの頂点からスノーシューを装着。先ずは銅沼(アカヌマ)へ向かいました。昨年は悪天候が多く、天気予報に振り回せられながらのスノーハイクが続いていましたが、今年は今日も快晴!
登山において、天候がもたらす幸運は何よりも広大である。まさにこの言葉が当てはまる今回のイエローフォール探索でした。

凍結した銅沼を渡り、噴気口や磐梯山を望みながら歩き(スノーシューを引きずる)、目指すイエローフォールに到達しました。
今年のイエローフォールは、その姿も大きく堂々としたものでした。1月の積雪により地下水が多く集積し、よって染み出す硫化物・鉄分の量も多かったと推測されます。
イエローフォールの前ではみんな子供...
50年(???)の時が戻ってしまったようです。
一方、イエローフォールが堂々としていたせいで、隣のシルバーフォールには誰も注目していません。可哀想...
気づかれないシルバーフォールの前で食事を取り、周回コースを戻ります。
一面の雪景色!!!対面には西吾妻山とグランデコスキーリゾートを望み、遠くには蔵王の先っぽ・朝日岳・飯豊山を見ることが出来ます。冬の晴天は展望が本当に綺麗ですね!!!
軽い下りの故、深雪を楽しむことも出来ます。はしゃぎ声があちこちから聞こえてきます。ここでも子供化が進んでしまいました・・・

銅沼の周回コースをスノーシューの威力と魅力を感じながらたどる事約2時間。
スキー場ゲレンデに到着しました。最後は檜原湖の大歓迎が待ってました。

スノーシューを引きずった「i-phoneのヘルスケア歩数」は12000歩!
最高の12000歩を味わうことが出来ました。
雪とスノーシューハイク 本当にいいですね・・・







2025年1月5日(日)谷中七福神巡り

今年もマロニエHCの一年は七福神巡りからスタートします。
過去の記録を見てみると、2016年あたりから各地の七福神巡りを年始イベントとして実施しており、途中コロナ禍による中断が有るものの、当クラブの恒例行事になっていると実感しております。
今回は数ある七福神巡りの中でも、特に古くから「江戸っ子」に親しまれている「谷中七福神」を巡って参ります。
大いに「にわか江戸っ子気質」に触れて参る所存です。

上野の西郷さん像前をスタートし、
弁天堂(弁財天)→護国院(大黒天)→長安寺(寿老人)→天王寺(毘沙門天)→修性院(布袋尊)→青雲寺(恵比寿)→東覚寺(福禄寿)
を巡りました。 
谷中七福神は、日本でも最も古い七福神との事でして、江戸時代中期には既に庶民により慣習化していたようです。
・・・いわれの通り「ななつの福」を授かりたいものであります・・・
また、歴史的な建造物・寺や商店街も点在し、田舎者の私達には、楽しくてしょうがありません。
下町風情と歴史が調和した地域をのんびりと巡ったひと時でした。

・・・今年も平穏かつアメージングな一年になりますように・・・




2024年12月22日(日)鶏足山~焼森山

今年最後のマロニエHC定例山行になってしまいました。天気も上々!日陰は少々寒いのですが、日向は暖かい、絶好の「里山登山日和」となりました。
今日の山行は、栃木茨城県境の鶏足山になります。はたしてどのような自然が私達を迎えてくれるのか、楽しみであります。
上赤沢の駐車場から反時計回りに周回し、北東側から鶏足山に向かいました。この時期はどの山もそうなんですが、落ち葉が多く地面が見えにくいので、足元に注意を払いながらの登頂であります。
ほどなく焼森山への分岐が表れましたが、どうやらこの場所が鶏足山南峰になるようです。地図上では更に北に行ったところに北峰があり、その先に鶏足山の名の由来となった「鶏岩」があるのですね。さあ!そこまで行きましょう・・・
さっそく「鶏岩」で記念写真!確かに鶏のトサカみたいですね。ゴジラの背中にも見えます。もし、鉄分の多い岩石で形成されており、赤みのある岩だったら、さらに面白かったのに・・・
鶏足山南峰を経由して、ミツマタ群生地まで下りました。未だ芽の状態であり、春には群生が見られると思います。それまで持つしかなさそうです。
群生地からは、焼森山に向かう新道が整備されており、200m程の登りとなります。今度は北西側の斜面を登っていきます。稜線に到達すると、急に風が出てきました。
寒い!!! 手が冷たい!!!北西からの風がまともに私達を煽ってきます。
1.2kg/立法mの重さの空気という物体が煽ってくるわけですから、油断できません!さらに落葉も舞い上がってきます。「稜線に出たら風に気をつけろ」の格言通りです。
岩場をひと登りすると、焼森山頂上に到着しました。冬の展望は澄みきっていて本当に綺麗ですね。
下山は落葉との格闘!何とか全員勝利し、今年最後の山行を終えることが出来ました。
来年も自然とコラボしながら頑張る所存であります。









2024年12月8日(日)忘年ハイク 古賀志山

今年も12月になってしまいました。今日はマロニエHCの忘年ハイクであります。
今年は森林公園バーベキュー広場が使えないので、古賀志山頂上付近での稲荷弁当ハイキングとなりました。総勢27名が参加し、今年の活動と来年の活発なる活動を分かち合う事が出来ました。

古賀志山へは、林道から反省岩を抜けて北コースに入り、広場から北主稜線に登るルートです。紅葉が楽しめるコースであります。斜面を覆いつくす樹々は見事に紅葉しています。綺麗ですね。また、紅葉だけでなく落ち葉のふかふか絨毯も心地よく、足元を探りながらの慎重な登頂ではありますが、この時期の低山らしい彩色に満ちた山行となりました。

今日は天気も穏やかで登頂者も多く、古賀志山頂上は多くの人で賑わっている事と思われますので、富士見峠付近のピークで食事する事と致しました。・・・大正解でした・・・
稲荷弁当の他、キャンプのデモとして、コーヒーを振舞いました。たったそれだけの事ですがパーティの雰囲気となり、和やかな昼食を味わうことが出来ました。山での炊事は本当に楽しいですね。来年は、炊事山行を企画するのも楽しいんではないでしょうか。期待しております。

食事の後、重たいお腹を抱えて古賀志山山頂に到着しました。
・・・寒いですね!アレ?雪?風花が舞っております。冬なんですね・・・

下山は南コースを素直に降りました。旧サイクルセンター前の広場で、年間最多山行者の発表が行われました。1位は定例山行21峰中18峰の参加(90%参加)でした。おめでとうございます。

さて、来年も多くの山行が計画されています。増々マロニエHCの活動が活発になる事を感じ取った忘年ハイクでした。







2024年11月24日(日)篠井富屋連峰(宇都宮アルプス)

近頃、早朝時は秋から初冬を感じております。今日はようやく天気が暦に追いついたと思える気候となりました。まさに絵にかいたような秋空の元、篠井富屋連峰の里山4峰巡りであります。

子供の森駐車場を時間通りに出発し、榛名山に向かいます。途中「勇気の洞窟」や「揺れる吊橋」を抜けると、徐々に傾斜が強くなり本格的な登山ルートとなります。
500mそこそこの低山ですが、登頂の練習に最適なフィールドが頻繁に出てきます。
来年の北アルプス・南アルプスに挑むために宇都宮アルプスで練習しておくとの解釈ですね。榛名山(524m)・男山(527m)・本山(562m)を登り切れば、そこは「里山の紅葉」であります。
もしかすると、今年一番の紅葉を目にしているのかもしれません。
遠くには、男体山・太郎山・女峰山・日光白根山を見渡すことが出来ます。
振り返れば筑波山も・・・
行程・紅葉・展望と3拍子揃ったなかなか良い里山であります。
最も標高の高い本山から100m程降下し、最後に向かうのは50m登る飯盛山です。
確かに茶碗をひっくり返したような形をしています。急斜面に落ち葉が降り積もり足元が不安定ではありましたが、しっかりした樹木を利用して登り切ることが出来、広い頂上でゆっくり休んむことが出来ました。

総じて行程には落ち葉が体積しており、地面の状況や木の根の位置がわからず、慎重な登り降りとなりましたが、全員無事に工程を完了することが出来ました。
里山登山の楽しさ・心得を感じた山行でした。
そのうえ場所が近いので何かと利用できますね。