2024年4月7日(日)春の安全講習会


マロニエHCでは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。 午前中に座学による安全に関する知識を学び、午後は古賀志山を登頂しました。

座学講習は、登山中に最も危険が及ぶ要因となる「山の気象」の知識をメンバーと共有しました。その後、セルフレスキュー/ロープワーク/山行地図の作成 を学びました。 山の気象については、難しいパートもありましたが丁寧に解説して頂き、何とか理解することが出来ました。 気象については今回は基礎編であり、またの機会で応用編(天気図の読み方を中心)を考えているそうです。 セルフレスキューは、アクシデントの対応ならびに対応するための道具の解説があり、何を準備すればよいのか?を知ることが出来ました。 恒例のロープワーク研修については、チェストハーネス(スリング)、ガースヒッチ、ムンターヒッチ、クローブヒッチ、ダブルフィッシャーマンズノット、ボウラインノット、フィギュアエイトノット の基本的ロープワークを学びました。       多くの課題を お互いに協力しながら達成していく姿は、大変心強い光景であります。きっと参加者全員がマスターしたのではないでしょうか。

午後は古賀志山に移動し、北コース→山頂→南コース→トリムコースを歩行しました。今回は安全講習であり、疲れにくく転びにくい安全歩行を学ぶ事が主目的です。 ①二軸歩行 ②フラット歩行 ③登りでの重心と足の使い方 ④下りでの重心と足の置き方 を実践しながら教授して頂きました。 全てが大いに参考になる講習でした。

今後高い山や厳しい山の山行も待っております。講習会で得た知見や経験を安全登山に生かせていく所存です。

また、古賀志山にも花の時期が到来している事をお知らせしておきます。






2024年3月27日(日)観音山&ガッチン山


昨日の雨も今日は小休止!また、明日からも雨模様!今週に限っては今日だけの晴天の中、桐生市民の憩いの場「観音山&ガッチン山」に行ってきました。

泉龍院から山行を開始しました。まさに里山の雰囲気を留めております。30分程登ると涅槃像がある中尾根三角点に到着しました。ここの涅槃像にもその特徴である「足の裏のありがたいお言葉」が彫刻されており 正当なものであるかと思われます。タイ国のワットポーにある涅槃像のように仏教の世界観を刻んであるのかは不明ですが・・・

涅槃像から見晴の丘に向かうと、桐生市を眼下に見ることが出来る「天望東屋」があります。低いピークですが、なかなか良い眺めですね。 一旦、中尾根三角点に戻り、そこから観音山に向かいます。落ち葉が多く滑りやすい坂道を確実にパスしていくと、なだらかなピークがあり、そこが観音山の山頂でした。

今日は長めの昼食を観音山で頂き、次はガッチン山です。ガッチンとは珍しい山名です。そのいわれを調べてみたのですが、NETでも不明とあります。誰かご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂けませんでしょうか? ガッチン山は少しだけ岩場があるのピークでした。ここからも桐生市を望むことが出来ました。

ガッチン山の展望を楽しんだ後、泉龍院に下山しました。少し道がはっきりしていない所もありましたが、問題なく到着しました。ところで、この泉龍院は綺麗なうえ見ごたえがあります。気に入りました!

帰路中、みかも山公園に立ち寄り、カタクリの群生に出逢うことが出来たのも、今回の山行に於ける特筆点でした。 いよいよ春本番がやってきました!!!










2024年3月3日(日)石岡小町

茨城県土浦市にある標高361mの里山です。

歩行時間は約5時間(休憩・昼食を含みます)

小町山駐車場→天の川コース→姫の滝→三角岩→展望台→女坂→もぐもぐ広場→小町山 山頂→パラグライダー離陸上→朝日峠展望公園P→展望公園山頂 昼食→もみじ谷→おかめ岩→グーの木→朝日峠ハイキングコース→小町の館


先ず最初に目に飛び込んで来たのは『河津桜』と『菜の花』です。春ですね~🌸

登り始めます♪

小町山は岩に名前が付いているのが特徴です。


霞ヶ浦が見えます。(茨城県南東部に広がる湖。日本の湖沼では二番目に大きいです。)


グ~の木です。木に握りこぶしの様なこぶがあります。

小野小町の腰掛岩

この石は、平安時代の歌人として有名な小野小町が、北向観音に参詣のため山越えの途中休息したところと伝えられています。
小町はここで、一息入れて近くの沢でのどを潤し(水飲み沢)元気を取り戻して、峠を目指し(小野越え峠)無事に北向観音に詣でることが出来たと言われています。

※土浦探訪ホームページ引用(許可済)


この日の山行参加者は18名。

土浦市観光協会の方・小町の館の方々のご協力で無事山行を終えることが出来ました。感謝です。

2024年2月4日(日)奥日光庵滝


2週間前の高原山スノーシューハイクが荒天の為中止となり、定例としては今年初めてのスノートレッキングとなりました。

奥日光も近日は降雪も無く、雪が少ない状況が継続しています。そんな中ですが、今日は奥日光庵滝へのスノートレッキングに出かけてきました。

晴天の中、赤坂茶屋を出発しました。今日は多くのハイカーが戦場ヶ原に入っているようです。 戦場ヶ原を抜けた弓張峠からは本格的なスノートレッキングの開始です。

トレッキングルートは、しっかりとトレースされており硬く踏み固められています。さらに急勾配もないので、軽アイゼンで十分でした。 念の為、スノーシューも持込みましたが、残念ながら??活躍の場はありませんでした。ただ、これらも紙一重であり、もし南岸低気圧の接近が2日早かったら 間違いなくスノーシュートレッキングになっており、改めてスノートレッキングの奥深さを感じる一日でした。

庵滝に近づくにつれて雪の落とし穴も見かけるようになり、注意しながら進みむこと約1.5時間目的の庵滝に到着する事ができました。 例年に比べ氷柱は小さいようですがそれでも大迫力!! また、よく見ると氷柱の中では水が勢いよく落ちてきており、空洞になっております。すなわち、いつ氷柱が崩落してもおかしくない状況です。 実際、庵滝の中央部は氷柱が切れており、おそらくその部分の氷柱は崩落したのではないか?と思われます。ここにも暖冬の影響が表れている様子です。

それでもこの庵滝の光景はアメージングであり、この地のスノートレッキング人気は頷けるものであります。21000歩のアイゼントレッキングでした。







2024年1月7日(日) 深川七福神巡り

今年の七福神巡りは、今も下町情緒を残す深川地域を巡る「深川七福神巡り」です。今回は4班に分かれて班メンバー単位で約2時間半をかけて七福神巡りを敢行しました。

私達の班は、両国駅を出発し、深川神明宮(寿老神)→深川稲荷神社(布袋尊)→龍光院(毘沙門天)→円珠院(大黒天)→心行寺(福禄寿)→冬木弁天堂(弁財天)→富岡八幡宮(恵比寿神)を 巡りました。 途中、錣山部屋を通りかかったところ、力士が部屋の外に出ており、写真を撮らせていただきました。

なんとなく、今年は良い年になりそうな予感です。 深川七福神巡りは、その歴史に触れるだけではなく、関連する多くの史跡を味わうことが出来ます。下町情緒を感じるとても良い17000歩でした。

今年のマロニエHCの山行が、安全且つ素晴らしいものになる事を祈念いたします。



花手水、フラワーアートみたいでセンスがあり、目に鮮やか。

これは参拝者も喜ぶでしょうね♪

深川宿にて深川めしを頂きました。
江戸の漁師が忙しい漁の合間にアサリと野菜を味噌で煮込みごはんの上にかけた名物どんぶりです。
アサリ炊き込みごはん、煮物、お吸い物、お新香、だんごのセット。干支の根付けがついて2400円でした。とても美味しいかったです。

2023年12月3日(日)古賀志山忘年ハイク

今年も12月になってしまいました。今日は森林公園バーベキュー広場での食事会と古賀志山の忘年ハイクであります。古賀志山登頂:21名/料理担当:5名の総勢26名が参加して、今年の活動の無事を喜び且つ来年の活発なる活動を願いました。

古賀志山登頂は赤川ダムからトリムコースを経て南コース・東南稜コースから山頂に向かいました。適度に技術を要する直登ルートですが、お互いに声掛けて落着いて岩場もクリアーし、予定通りに山頂に到達いたしました。 今日は天気も穏やかで登頂者も多く、山頂は多くの人で賑わっていました。

30分程のんびりした後、北コース(シルバーコース)を下山しました。山頂付近で迫力ある3歳児とすれ違いました。 50年後にこの子たちが我がクラブに入会してくれると嬉しいですが、それを見極めることは・・・。 古賀志山は紅葉があちこちに残っており、今年の少し変わった晩秋の象徴を感じることが出来ました。

昼頃にバーベキュー広場に到着。お腹がすいております。お汁粉、もつ鍋、餅がふんだんに用意されております。最高です! 料理担当さん ありがとうございます。

お腹を満たしたころ年間の最多参加者の表彰がありました。 最多参加一位のメンバーは実施された定例山行26回の内、24回参加されております。登頂する山を選択するのが面倒なので、全て参加を試みた結果との事です!  また、今日も新入会員が参加しており、喜ばしい限りであります。

来年も多くの山行が計画されています。増々マロニエHCの活動が活発になる事を感じた忘年ハイクでした。






2023年11月23日(木)天狗山

日本には天狗山と称する名峰がいくつか有ります。北海道小樽・信州佐久・足利にもありますが、今日は福島県白河市にある「日本で最も山開きが遅いとPRされている天狗山」への山行です。 さて、伝説では天狗が住むと言われていますが、その通り天狗に会えますでしょうか?

今回の山行は「天狗山山開き」のイベント当日であり、多くの人出がありました。よって、計画していた登山口駐車場まで車で行く事が出来ず、表郷総合運動公園から登頂を開始する事になりました。 公園から林道を歩く事約40分、登山口の駐車場に到着し、そこからが本当の登山道となります。迷わず「お花コース」を選択です。

おそらく4~5月はカタクリが咲き乱れると思われる山道を登り、「出会いの鐘」に到達しました。恥ずかしそうな鐘の音を振り返りながら一旦谷に降下します。駐車場からの登頂ルートに合流した後は 多くの登山者とすれ違いながら、天狗山に一気に登って行きます。「天狗の〇〇」のモニュメントはあるのですが、なかなか天狗に会えません! その代わりに山道の紅葉は素晴らしく、真っ赤なモミジの紅葉と樹木の形態が天狗の様相に見立てられたのかな?と妙に納得してしまいました。

回り込むようにして天狗山山頂に到着。思っていたより展望はよく、もし晴れていたら「那須連山・吾妻連峰・安達太良」が見えていたと思われます。何とか一切経山と西吾妻山を確認できたのは成果でした。 落ち葉で満たされた下山道を軽快に下り、無事駐車場に到着しました。ちなみに豚汁はラストであり、ギリギリでありつけました。みんなの食への想いを感じた瞬間でした!!

天狗山もそうですが白河の関においても、白河の地の自然を堪能することができたと思っております。また来る機会がある事を願っています。、













2023年11月12日(日)荒船山

ようやく秋になったと思ったら、突然冬です。底冷えのする気候の中、荒船山に登頂致しました。 荒船山と言えば、妙義山と共に上州を代表する山系です。そのテーブルマウンテンに今日は足跡を残すのであります。

今日のルートは、最もスタンダードとされる「内山峠」からのアクセスです。すでに多くのマイカーが駐車場を埋めており、この山の人気を示しています。 内山峠からは比較的なだらかな山道を歩行して行きます。この時期なので落葉が山道を埋め尽くし、足元の危険がわかりません。 木の根に引っかかったり、石のギャップに足を取られたり、落ち葉と共にスリップしたり・・・足腰が脆くなっている私達は注意を怠ることは出来ません。

鍬岩修剣道場から先は様相も一転、岩場の急斜面の連続です。このギャップが荒船山の魅力のひとつかもしれません 荒船山の固有名詞がつくほど有名な「安山岩溶岩帯」となります。明らかに滑りそうな岩場を注意深く突破してゆきます。注意地点での声掛けをしながら、1時間ほどで艫岩に到着しました。 艫岩は何度来ても怖いですね。展望の良さに引かれて、艫岩の先端に行ってしまいそうですね・・・

艫岩から荒船山(行塚山)までは、ほとんど水平です。まさにテーブルマウンテンであります。船首に向かう地点で再び急斜面が顔を出したところで、すぐに頂上に到着しました。ここが荒船山であります。

晴れてはいるものの少しガスが掛かった天候の為、遠くの山々の展望は十分ではありませんでしたが、十分に上州の山々の魅力を感じ取った山行でした。







2023年10月29日(日)鴈ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)

10月に入り、どうも週末に天気が崩れるサイクルが続いています。まさに5月と同じ状況です。 今日の山行も直前まで天気の心配があったのですが、この山梨地方は何とか持ち直し、鴈ヶ腹摺山に行くことが出来ました。マロニエHCメンバーの人徳ですね??

鴈ヶ腹摺山(ガンガハラスリヤマ)とは面白い山名でありますが、この地域には他にも〇〇鴈ヶ腹摺山があり、鳥道に接した頂きの山を総称する意味もあるようです。 さて、今日目指すのは、大峠から1時間余りで登頂できる王道なる「鴈ヶ腹摺山」ですが、旧500円札裏面の富士山の撮影地点として有名な地であります。 調査したところ、旧500円札の流通を止めたのは1994年です。よって、今日のメンバーは「私は500円札なんて見たことな~い」とブリッ子する事は出来ません・・・。

少し肌寒い中、大峠を出発しました。肝心の富士山は雲の中。裾野さえも見えません。その代わりにピンポイントで紅葉が見られます。また山道は赤い絨毯とかした落ち葉の散歩道。 富士山は見えなくとも、その行程は私達を十分に楽しませてくれました。そして、まもなく広い鴈ヶ腹摺山山頂に到着しました。残念ながら富士山の展望はありません。

展望が回復することを祈りつつ鴈ヶ腹摺山を後にし、次の姥子山(ウバコヤマ)に向かいました。 樹林帯の急坂に足を取られながらも白樺平まで下り、その後姥子山への登り返しに奮闘。全員無事に姥子山の西峰~東峰まで到達しました。この行程も印象的であり、紅葉の美しさだけでなく、白樺平の「苔の楽園」にも驚いた次第です。

帰路は雲の後ろにあるはずの富士山を思い浮かべながらの途となりましたが、終始紅葉には恵まれた一日でした。

富士山はまた今度と決意した一向であります。







2023年10月1日(日)富士山吉田登山道五合目から下山

この時期に富士山ですか?下山? 私は富士山は5合目から上に行く事しか知りませんでした。富士山には0合目から5合目まであるのです。今日はその初体験となります。

スバルライン5合目にある奥庭自然公園の探索から今日の山行を開始しました。ボランティアガイドさんから案内ならびに説明をしていただき、富士山の成り立ち・地形の特徴・森林の素性等々、 なかなか聞けない事を学ぶことが出来、富士山は奇跡の山である事を改めて知りました。ガイドさんありがとうございました。

奥庭駐車場から御中道を歩きました。この道も初めての経験です。私たちは、5合目から登ることだけに意識を持ちすぎていたのではないでしょうか・・・。御庭エリアを一気に登ります。本日唯一の楽しい登りであります。 最高地点の「あずまや」からは殆ど水平であり、富士山5合目の自然を楽しみながら、スバルライン5合目駐車場、5合目佐藤小屋まで歩を進めました。

佐藤小屋からは、本格的な登山道を下って行きます。途中毎に多くの史跡を目にします。スバルラインや吉田登山林道が作られる前は、この登山道が富士山へのアクセス路だった事が明確にわかります。 3~5合目付近には、薄雲が立ちこめており、森林帯の下山道だったので、景観的なアメージングは少なかったが、多くの歴史的な驚きを得ることが出来ました。

いつもと違う驚きの中で終了した山行でした。ただ、終わってみると19㎞の山道を歩いており、今年最長の歩きでした。下山とはいえ、されど富士山ですね!