2023年7月28日(金)~29日(土)木曽駒ヶ岳

1泊2日をかけて木曽駒ケ岳の雄姿を堪能してきました。 <1日目> 千畳敷カール → 浄土乗越 → 木曽駒ヶ岳 → 浄土乗越 → 伊那前岳 → 宝剣山荘

中央道を避けて、最短距離となる上信越周りを選択。途中、佐久から岡谷までR142を一時間ほど走行するが、それでも3時間半で菅ノ台Pに到着しました。 専用バス・ロープウェイの滞留もなく、10時には千畳敷カールから出発することが出来ました。今日が金曜日である事に感謝!! とても美しい千畳敷カールをジグザグに登り、まもなく浄土乗越に到着しました。眼前に宝剣岳と中岳が歓迎してくれています。 少し雲がかかっており、浄土乗越からの展望は不十分。それは明日に期待して木曽駒ケ岳に向かいます。中岳を超えた当たりから、お花が目についてきます。 チングルマ・カラマツソウ・・・(後で調べよう)、雷鳥も発見!余裕で今回の最高地点である木曽駒ケ岳に到着しました。ただ、雲が切れる可能性が少なかったので、早々に宝剣山荘に向かう事にしました。 早くスタートできたことで時間の余裕があり、明日に予定していた伊那前岳も登ることにしました。何度も頂上に騙されつつも無事制覇。雲の切れ目の眼下にロープウェイが見えます。満足感然りです。 でも、何となく雷の気配がしてきましたので、急いで宝剣山荘に向かいました。到着したら土砂降りに・・・間一髪セーフでした。

<2日目> 宝剣山荘 → 中岳 → 農ケ池 → 駒飼ノ池 → 浄土乗越 ー(宝剣岳)→ 浄土乗越 → 千畳敷カール

昨日の雲がはれ、御来光の件からお知らせできるのは、大変喜ばしい事です。4時頃から、東に位置する八ヶ岳が赤く染まり始め、4時半頃、麦草峠近辺から御来光を望むことが出来ました。 神聖な感を味わっております。周囲を見渡すと、南アルプスが見えます。富士山も、蓼科山も・・・朝からこのような山容を見られるとは感激です。 感激している中ですが、農ケ池に向けて出発します。中岳を超えたところから東に折れ、駒ヶ岳からの尾根道を進みます。朝日に浮かぶ御嶽山は見事です。乗鞍岳・北アルプスも展望できます。 この尾根道は最高ですね。今日は残念ながら農ケ池に迂回しますが、機会が有ればこの尾根道を最後まで堪能したいと感じました。 農ケ池まで下り、さらに沢まで下った後、浄土乗越に登り返します。駒飼ノ池まで、結構キツイですね。それから浄土乗越までは、安定した登りのリズムで登り返すことが出来ました。 浄土乗越では、土曜日のせいか、登山客で一杯。それでも、渋滞にも負けないメンバー3名が宝剣岳を登頂します。(負けたメンバーはその間、食事です) とにかくロープウェイ渋滞を避けたく、その前に千畳敷カールに戻ることにしました。下山につれ、何となく暑くなってきました。千畳敷カールは2500mの標高なんですけどね!ちなみに今日は宇都宮は36℃だそうです。 見上げると、宝剣岳や伊那前岳が私達を包み込んできます。あそこまで行ってきたんですね。人間ってすごいですね!

あ~ぁ いい湯じゃった~。

























木曽駒ヶ岳で見つけた花





2023年7月23日(日)一切経山

福島市の民にとって「オラが町の山」はどこだろうか?磐梯山、安達太良山・・・と多くの名山が存在するが、やはり吾妻連峰になるのではないか! 今日は、その吾妻連峰の東側に位置する「一切経山」に登頂する事になりました。 折角梅雨が明けたというのに宇都宮は重い曇天。磐梯熱海も曇天。でも雲を超えて、浄土平に到着すると雲一つない晴天です。 浄土平を出発。噴煙を上げる一切経山を望みながらのスタートになりました。一切経山は生きているのですね。 酸ガ平との分岐までは湿地帯であり暑い空気がまとわりつく。早く尾根に届きたいと思いながらの登頂でした。 避難小屋からは湿地帯を抜け、ガレ場の急登になります。吾妻富士・東吾妻山・鎌沼を振返りながらの急登。時折、硫黄の臭いを感じます。 尾根に到着すると、眼前に一切経山が見えてきました。イミテーション頂上ではなく、本当の頂上です。 周りに何もないので、ささやかな風でもとても気持ちいいものです。 一切経山の山頂はとても広く、多くの人が休息しているのが見られます。少し北寄りに進むと、五色沼を展望できます。 今日の魔女は少しモヤがかかった瞳をしています。なかなかきれいな瞳に遭遇する機会は少ないのかもしれません。 山頂からは吾妻連峰の山々が連なり、吾妻連峰の縦走を夢見て下山の途につきました。 酸ガ平まで下り、鎌沼を周回して浄土平に下りました。図鑑で名前だけは記憶にある多くの花が実際に咲いています。 「このような状況を何度も経験しなければ「花の知識」は増えていかない」と悟った瞬間でした。 一切経山の噴煙の数が出発時より増えています。一切経山は間違いなく活火山ですね!


万が一の遭難に備え、全員の名前が記載してある山行計画書をリーダーが投函しました。





魔女の瞳





登山の後は浄土平ビジターセンターでソフトクリーム🍦を食べました。

2023年7月16日(日)白根山 瞑想の谷

とても梅雨期とは思えない快晴のなか、日光白根山の山麓の「瞑想の谷」にあるコマクサに会いに行きました。 菅沼新道の駐車場はすでに満車であり、日光白根山の人気の高さと新型コロナから解放された梅雨明けを待てない登山者がいかに多いかを示しています。 晴天にもかかわらず樹木により清々しい気候のなか、2時間で弥陀が池に到着しました。ここで、正面に堂々とした白根山が登場します。 「ん~今日の目的地は白根山ではない。山麓である」と自分に言い聞かせながら五色沼に向かいました。 軽いピークにたどり着くと、見事なグリーンで色づいた五色沼を確認。白根山山頂から望む五色沼も良いけれど、このピークはハクサンシャクナゲを侍らしながらの五色沼を楽しめますね。 五色沼のほとりを探索した後、瞑想の谷に向かいます。周囲を山々に囲まれた谷にですが、さて、コマクサはどこにあるのでしょう?谷の底まで来ると何やらピンクの花が・・・ 良く目を凝らしてみると、砂礫のあちこちにコマクサがあります。感激であります。オッ!シロバナコマクサもある! 十分にコマクサを堪能した後、安全に気合を込めながら菅沼新道を下山します。ひたすら頂上を目指すのではなく、このような登山もあるのですね!山の新しい楽しみを発見した一日でした。



瞑想の谷




白根山のお花たち


苔も素敵です。


歩行時間約7時間。転ばない様に一生懸命下ります。


頑張りました。下山後のソフトクリームは格別です。


メンバーのブログです。合わせてご覧ください。

https://ameblo.jp/techan1955/

2023年7月4日~11日 イタリアチロル地方トレッキング(栃木労山・山行の一部です)

7月4日 エッツタール氷河展望トレッキング


7月5日 オーストリアからイタリア国境超え一日目標高差1170メートル シミウラン小屋 3017メートルまで


7月6日 シミウラン小屋からアイスマン発見地3216メートルまで往復、その後紺碧のヴェルナーゴ湖まで下り1330メートル


7月8日 初級ヴィア・フェラータトレッキング 山岳ガイドと落ち合い装備を装着し・ローダ・ディ・バイル山頂を目指す


7月9日 レノン高原トレッキングボルツァーノからロープウェイで高原ヘ。自然風化で出来た奇岩群、素晴らしいパノラマを堪能。



10日 バディア渓谷トレッキング見晴らしの良いトレイルで峰々の素晴らしい展望と色鮮やかな花畑が見渡す限り広がる。


11日 ドロミテでもっとも古いヌボラウ山頂小屋を目指すトレッキング。素晴らしい展望と第一次世界大戦の塹壕を見られる。


2023年7月11日(火)~12日(水)富士山 自主山行

ほんの5分の会話の中で決まってしまった富士山!「富士山は見る山であり、登る山ではない」との考えも解るが、でも富士山です。他の山とは違ったアメージングな経験をもたらしてくれる山です。 今回の目的の一つは「御来光」です。よって、登頂中でも御来光を見ることが可能な「吉田ルート」を選択し、渋滞を避ける為に火曜日出発の1泊2日の工程としました。 戦いは、5月初旬から始まりました。山小屋予約解禁日にWebアクセスしたにもかかわらず、8合目は既に満室状態。何とか7合目を確保できたので、富士山登頂を決行する事にしました。 ところで、11日12日の登山指数は、Cのまま・・・上空の強風を覚悟して、富士スバルライン5合目を9時に出発しました。 7合目までは特に急登も無く、滑りやすい登山道ではありましたが、順調に7合目の「トモエ館」に昼頃には到着しました。 平日にもかかわらず、多くの登山客がトモエ館前を通過して行きます。日本語よりも外国語(特に中国語)が飛び交います。中国からのツアー客でしょう。このガイドは大変ですね・・・ 割と快適に就寝して、12日は2時に7合目を出発しました。御来光客での混雑は全くありません。多少雲がかかっており星空は十分に鑑賞できそうにありませんが、御来光には十分な天候です。 7合目からは登山道が一転して岩場の登りが中心です。各自ヘッドライトで足元を確認しながらの登りです。だんだん空気が薄くなったせいでしょうか、呼吸が早まってきています。 8合目半に到着したころ徐々に東の空が赤く染まりだし、ここで御来光を待つ事にしました。間もなく、見えてきました!!!御来光です。この瞬間の為に、ここに来ているのです。 頂上まで、あと少し。時折突風が吹く中、身体が持っていかれない様、注意をしながらの最後の踏ん張りです。 吉田ルート頂上の浅間神社に到着。頂上は強風が吹き荒れ、危険な状況と判断しました。目の前に剣が峰が見えるのですが、御鉢回りも断念!!! 早々に下山する事にしました。下山は楽しい砂走りを下ります。ただ、突風がここにも押し寄せてきます。砂が舞い、全身火山灰の砂まみれ!早く温泉に入りたい・・・ 楽しい砂走りも3時間もやっていると飽きてきます。丁度飽きたころ6合目に到着しました。 振り返ると雄大な富士山が見えています。私たちは、先程まであそこに居たのですね。大きな満足感と供に富士山山行を終了しました。 誰かが言いました。今度は剣が峰まで行きたいね・・・エッ~また行くの(*’ω’*)



















2023年7月8日(土)~9日(日)早池峰山~五葉山

今年初めての宿泊山行です。宿泊が初めてのメンバーも居て楽しみにしていました。 今回の早池峰山と五葉山は共に特有の高山植物を有する北上高地を代表する山です。花好きのメンバーには堪らない山行です。早朝、雨にもめげず東北道をひたすら北上します。大谷選手や菊池選手を生んだ花巻を抜けるといよいよ早池峰です。 誰もがレインウェアを装着し早池峰のお花畑位まで行けたら満足かな???と思っていましたが小田越に到着するころから青空が見えて来ました。 なんということでしょう!雨の心配どころか日焼けの心配が出てきました。これだから山は面白いですね!(逆もありますが…) そんな訳で梅雨時の爽やかな空気のなか早池峰の山頂を目指します。早々に滑りやすい蛇紋岩が待っていました。 足位置に気を付けながらの急登でしたが、お花畑への期待感が私達のドライビングフォースです。隣の薬師岳が下方に見える頃いよいよ🌸お花畑の登場です。 ハヤチネウスユキソウ(エーデルワイスと近似らしい、でも実物は見たことが無い)やナンブトラノオの早池峰山固有種も確認することが出来ました。 五合目御金蔵から頂上までは、さらに厳しい岩場ですが礫地の高山植物を絶えず観賞しながらの、厳しくも楽しい登頂でした。これも天気のお陰です! 早池峰山はなぜ固有種が多いのか?山の年齢/蛇紋岩地質/気候が特徴的なのか?面白いですね。 翌日、五葉山に向かいます。赤坂峠から登頂です。朝方は山頂付近が強風との情報でしたが、とんでもない!無風で暑いです。 樹林帯の中、賽の河原・畳石をクリアーして行きます。昨日の疲労もなんのその!滑らない登山道は最高ですね。 しゃくなげ荘を越えるとまもなく広い山頂に到着しました。残念ながら、周囲の山々には雲がかかっており、展望は出来ませんでした。昨日登頂した早池峰も見られません。 でも、周囲にはハクサンシャクナゲが咲き乱れ、眼下には釜石・大船渡の海岸線が見られます。美しい山頂を持つ、素敵な山でした。 この五葉山だけ晴れたのかな? 梅雨時にも関わらず一度もレインウェアに袖を通さない奇跡の2日間でした。













花の早池峰山💠 / ひでりんさんの早池峰山・薬師岳・鶏頭山の活動データ | YAMAP / ヤマップ