2023年6月28日(水)駒止湿原

梅雨まっただ中の山行です。マロニエHCの定例山行は5月中旬の横根山以来、4回連続で晴天と異常な状況です。もうそろそろSunnyーPowerも尽きる頃かな?? てんきとくらすでは小雨のなか、雨天決行の信念にて<駒止湿原探索>を実施しました。よって、 「ん!天気が・・・」を何度も発する事になるのであります。 予想通り曇り空の中、宇都宮市内を出発しました。

10時過ぎに駒止湿原に到着しましたが、「ん!天気が・・・①」雨が振っていない。 駒止湿原は大谷地からスタートしました。早速ニッコウキスゲのお出迎えです。圧倒的な量ではありませんが、このさりげない姿に共感を持つのであります。 湿原内は木道を渡り歩くのですが、聞いたことのある名前の多くの高山植物がほどよく点在しております。どうやって、名前を記憶すればよいのでしょうか?

「ん!天気が・・・②」雲の切れ間に青空が見えてきました。暑い!湿原内は無風であります。まだ、キンコウカの群落を見ることは出来ません。 白樺谷地に入りました。ワタスゲの群落が見えるはずなのですが、何となくワタスゲに元気がありません。ニッコウキスゲの方が目立ってますので、少し季節が早まっているのかも知れません。 最後は水無谷地です。ヒオウギアヤメが特徴的ヴァイオレットで水辺に君臨しています。 ここでは湿原植物だけでなく、低木層植物も味を出しています。ウラジロヨウラク、ハクサンシャクナゲ、レンゲツツジが湿原とコントラストを演じています。 3時間ほど駒止湿原を探索後、次の目的地である<上三依水生植物園>に向かいます。

「ん!天気が・・・③」何だか尾瀬方面の空が真っ暗です。ポツリ ポツリ 物凄い雨になってきました。もう少し行程が遅かったら、これに遭遇するところでした・・・。

「ん!天気が・・・④」福島県から栃木県に入ると、雨が止んでおります。植物園も決行することにしました。

「ん!天気が・・・⑤」鬼怒川温泉を越える頃から急に雨足が強まり、丸彦製菓に到着するころは再び土砂降り

「ん!天気が・・・⑥」宇都宮に近づくにつれ、天気が回復。 今回は、プログラムと天気がきわどくマッチングし、奇跡的に全プログラムを遂行することが出来ました。このようなマロニエHC定例ハイキングも有りではないでしょうか・・・。




駒止湿原で目についた植物たち





上三依植物園で見つけた植物たち

最後。丸彦製菓 名水の郷 日光おかき工房

土砂降りと私が休憩スペースでゆっくりお茶を飲みながら購入した炭酸まんじゅうを頂いていて撮影出来なかったのでお土産の商品を家で撮ったものです。

店内は試食コーナー、無料ドリンクもありました。

以上、今回の山行は難易度1で歩行時間3時間でしたので、オプションも2つ付いてました。とっても楽しかったです♪

2023年6月25日(日)苅田峠~不忘山(南蔵王縦走コース)

蔵王と言うとスキー場があまりにも有名であり、どうしても地蔵山を中心に考えてしまう。登山においても同様で、地蔵山から熊野岳・御釜と続き、苅田岳が終着点・・・ イヤイヤ、苅田峠を出発点として不忘山に向かう南蔵王も如何でしょうか? 東北地方の山らしい「なだらかで歩きやすい」登山道です。この地がプレートの東西圧縮により生まれた山地である証明ですね。 苅田峠を出発し第一の目標地である「芝草平」に向かいます。多くの草花が控えめではありますが、存在を主張しています。 すみません!この花の名前を教えていただけますでしょうか・・・・・(何度、尋ねた事か  泣き!!) この日の芝草平はチングルマが主体でした。時期が変わると主張する花々も変わるのでしょうね。穏やかな空気感です・・・ さて、今日の最高地点である屏風岩に向けて、登山道を進みます。振り返ると、なだらかな蔵王の高地が位置し、自然の大きな景色に包み込まれた映像のような様相を味わっています。 南屏風岩からは、山容も一転。不忘山に近づくにつれ風化か進んだ尾根道に変わります。それにつれ、花々も岩礫地環境に変わっていきます 不忘山までは時折顔を出す花を楽しみながらの岩場です。高山植物は、決して自己主張が過ぎず、さりげなく私達を迎えてくれます。高山植物のファンが多いのも理解できます。 不忘山からは、風化が進んだ尾根を注意深く下山します。尾根沿いに不忘の碑があり、そこからは尾根を離れ、樹林帯に入っていきます。 滑りやすい急坂が続き、下山に厭きてきた頃、白石スキー場に到着しました。 7時間・25000歩の行程でしたが、16人全員が穏やかな天候の中、高山植物に癒された1日でした。














続いて南蔵王で出会った可憐な高山植物


不忘山へ行きました(6/25)。 | techan1955のブログ (ameblo.jp)

2023年6月18日(日)篭ノ登山・水ノ塔山

梅雨の合間の貴重な晴天!! 私達は見事にこの幸運を勝ち取りました。しかも高峰高原にて・・・ 今日は、地蔵峠と車坂峠を結ぶ「湯ノ丸高峰林道(俗称2000m林道)」の周辺に位置する「見晴岳~三方ヶ峰~池の平を経て東篭の登山~水の塔山」を縦走する、豪華絢爛な山行です。 地蔵峠には晴天の中、多くの登山客が集まっており、この山系の人気を伺わせるものであります。 地蔵峠から林道沿いの三方見晴遊歩道を歩行します。林道から離れ始めると本格的な登山道となり、1時間半の末、見晴岳に到着しました。 その名の通り「北アルプス・乗鞍・八ヶ岳」の展望は見事です。特に八ヶ岳は北と南での山容の違いを見識するに到りました。 三方ヶ峰を経由して池の平湿原を堪能します。イワカガミ・レンゲツツジ・シャクナゲ等が私達を歓迎してくれています。さすがは人気コースです。 池の平駐車場から本日の第二部になります。本日の最高点となる「東篭ノ登山」に向かいます。約200mの登りですがガレ場や岩場もあり、休憩を頻繁にしながらの工程です。 標高が2000mを越えている地での山行ですので、慎重な山行となりました。その山頂でも晴天!森林限界を越しているので、太陽を遮るものがありません。 山越しに浅間山の山頂が見えます。黒斑山からの眺めも良いですが、篭ノ登山からの眺めもなかなかです。オッ!噴煙もよく見えます。 篭ノ登山からは岩稜の通過となり、注意深くギャップをパスしながらの下りです。途中、水ノ塔山の登返しもあり、下りであっても体力を費やしました。 ただ、眼下に湯ノ丸高峰林道を望み、先にはアサマ2000スキー場、雄大な浅間山山頂を同時に見る事が出来るのはこの地だけであり、「疲れたけど来てよかった!」と思う山行でした。






    僅かに浅間山山頂が映ってます。


最後に・・・三方ヶ峰で、90歳のご夫婦と遭遇いたしました。驚きとご婦人の笑顔に感銘いたしました。70~80歳は未だ若い!新たな目標を感じました。

※お二人にはホームページ投稿許可取りました。

今回の山行コースランクは中級の★★星2つコースでした。

当ホームページの活動計画を参考にしてください。

活動計画 2023年度 令和5年度 – マロニエハイキングクラブ (securesite.jp)

メンバーのYAMAPの投稿です。合わせてご覧ください。

篭の登山、水の塔山-2023-06-18 / coco 🌸さんの湯ノ丸山・角間山・鍋蓋山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

東篭ノ登山、 水ノ登山縦走(花街道を縦走)🌼 / ひでりんさんの湯ノ丸山・角間山・鍋蓋山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

2023年6月4日(日)荒山・鍋割山

赤城山というとどうしても「黒檜山・駒ヶ岳」になってしまうが、その前橋市寄りの「荒山・鍋割山」もなかなかのものです。 バスが17号線に入ると見事な三角錐の荒山が、そしてその北側になんだか鍋を逆さまにしたような山容が見えてきました。形からいうと、あれが今日登頂する鍋割山かも??? バスは赤城道路を登り、姫百合Pに到着しました。8時だったのですが、すでに駐車場は満車です。この山系の人気を伺わせます。 私達は先ず荒山に向かいます。良く整備された登山道を進んでいくと、荒山高原に近づくにつれ、ヤマツツジの応援が盛大になってきました。 先回の横根山といい、男体山といい、ツツジのトンネル三山です。今年は、コロナ開けもあり、本当に花に恵まれた年です。 荒山高原からは尾根道を進みます。徐々に視界も開き、浅間山や八ヶ岳、南アルプスが遠くに望めるようになってきました。 ン~ 富士山が見えますよ! 昨今の大雨の痕跡はほとんど見受けられず、岩場を超えると、あっさりと荒山山頂に到着しました。そこでは、谷川岳から尾瀬・新潟の山系も飛び込んできます。 梅雨間近とは思えぬ好天気!今日来て良かったとみんなが思う瞬間でした。 荒山から一旦下がり芝の広場での昼食、さらに荒山高原までアクセス後、鍋割山に向かいます。 急登の後、細かなUP-DOWNが続きます。まさに17号線からみた鍋の底を私達は今歩いています。何度か模擬頂上の後、大きな広場に到達。これこそが鍋割山です。 アルプス・八ヶ岳の展望とは別に、眼下に前橋市が一望できます。前橋市民にとっての我山はこの鍋割山かも知れませんね・・・ いや~この時期晴れた日の山行は最高ですね!皆がそう思った一日でした。










2023年5月21日(日)横根山

三週間ぶりの山行です。 ようやく魔の雨天サイクルから脱しました。ありがとうございます。 古峰ヶ原峠を出発。すぐにツツジが私たちを大歓迎してくれます。今日は多くのアメージングを期待させてくれます。 登山道に入ると、どこを見てもツツジだらけ! ヤマツツジの赤・ピンク、シロヤシオの白、を同時に鑑賞しています。一つ目のアメージング! 三枚岩では山伏殿によるホラ貝演奏に出会うという二つ目のアメージング! ツツジのトンネルを抜けて、方塞山に到着です。 ここからは牧場沿いに横根山に向かいます。牧場に牛は見受けられませんでしたが、その新緑たるは見事。 ここで、赤・ピンク・白に次ぐ四色目の緑を味わいます。三つ目のアメージングであります。 最後の階段を上ると、落ち着いた感じの山頂に到着しました。横根山であります。 後半は、井戸湿原に下ります。観光客も一気に増えてきました。そこにはおそらく今年一番と思われる草木花の舞が展開されています。四つ目のアメージング! 他の有名湿原にも引けを取りません!美しい苔の緑も加わり、井戸湿原は太陽光を受けて四色が個性を主張しています。最高の瞬間でした! 象の鼻&前日光ハイランドまで、約12㎞/5時間・18000歩の行程でしたが、スマホの電源を気にしながら写真を取りまくった至福の時間でした。












おまけ

と、言う訳でした。

2023年4月29日(土)深高山・石尊山(しんこうざん・せきそんさん)

GWの初日です。今年もメンバー各位は散らばる事と思いますが、その足慣らしと考えて良いでしょう。 今日は足利にある「深高山~石尊山」の縦走です。 セキソンサンと名づけられた山は多数ありまして、昨年登頂したのは「群馬中之条の石尊山」、今日は「足利の石尊山」です。 何だか微妙な天気予報ではありましたが、猪子トンネル手前から新緑に包まれた深高山への登頂が始まりました。 最初だけの急勾配をクリアーしたのち尾根道を暫く歩くと深高山に到着です。癒してくれる小さな花々を捜しながらの行程でしたが、 どうやら花の時期が今年は微妙に異なったらしく、新緑ばかりが目立ちます。それでもツツジ等がところどころに顔を出し、私たちを満足させてくれました。 アップダウンを繰り返した後、あっという間に石尊山の頂上に到着です。頂上の展望は開けておらずその先の見晴台で優雅な食事にしました。 いつもより長めの休憩の後、岩場の下山路を快調に石尊不動尊まで下りました。途中、石碑や祠もあって「ン~石尊山」と感じた次第です。 思うに、女人禁制碑の位置と岩場が一致しており、昔は女性には岩場は危険だと考えられていたのか・・・ 天気にも恵まれた、シーズン到来を祝うかのような山行でした。










2023年4月23日(日)備前楯山

「トウゴクミツバツツジ、アカヤシオ」・・・今日はツツジ科の花を2つ認知することが出来ました。ありがとうございます。 低山に於ける花の季節を迎え、今後とも多くの花を認知出来るようになることが楽しみです。 舟石峠までは銀山平周りでアクセスしました。赤倉からのアクセス道は落石の危険があるとの情報に対する対応です。 立派な舟山駐車場に到着後、備前楯山への登頂を開始しました。季節がら多くの登山者が入山していました。 比較的登りやすい登山道を歩く事2時間足らずで備前楯山頂上に到着しました。途中ピンク濃淡の花が咲き乱れてます! これが「トウゴクミツバツツジ、アカヤシオ」ですか!見事です! 暫し足を止め、見上げてます。あ~ぁ 私にもこんな感性があったのですね! 一方、頂上に於いては1272mにもかかわらず、日光連山~足尾山塊まで素敵な展望を望むことが出来ました。 頂上が若干狭かったのでユックリとはいかず、早々に下山しましたが、ツツジには後ろ髪を引かれる思いでした。 備前楯山は、楽勝の割には見所の多い山系であり、この周辺を含めもっと散策したいと期待させるところです。








2023年3月26日(日)春の安全教室

マロニエHCでは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。 今回は、特別講師として「栃木県勤労者山岳連盟の池谷会長殿」にセルフレスキューについて指導していただきました。 池谷会長殿、誠に有難うございました。 当初は、AM中に座学・PMは古賀志山の岩場を使ってのロープワークの実践の予定でしたが、降雨が段々酷くなり、AMのみの講習となりました。 座学では、装備についての解説をお聞きし、その後ロープワークを丁寧に教えていただきました。 ロープの実践場は急登降下時やセルフレスキュー時であります。 ただし、急登降の基本は「3点指示」であり、ロープに頼りすぎてはいけない事、すなわちロープはあくまで安全に登降するためのツールである考え方を学びました。 ロープは、たとえ寝転がっていても、たとえ暗闇の中でも、正しく結べなくては実践では使えないツールであり、毎日ロープワークを試みるのが重要であります。 (家庭の居間でコツコツと目立たないように練習する為の道具が必要ですね・・・) 今日は代表的な結び方として、「ガースヒッチ」「プルージック」「ダブルフィッシャーマンズノット」「フィギュアエイトノット」「ムンターヒッチ」「クローブヒッチ」「もやい結び」「チェストハーネス」 をワイワイしながら楽しく学びました。これだけ覚えていれば十分との事ですので、何とか習得したい限りであります。

ご安全に~




2023年3月19日(日)三峰山

帰宅後大変である。 靴やストックは勿論、トレッキングパンツも泥だらけ!冷たい水を我慢して水洗いしないと家に入れてもらえない。 「すみません・・・」と頭を下げる姿が目に浮かびます。 今日は鹿沼の信仰の山である「三峰山」のトレッキング、すなわち沢山の神々に見守られながらの6時間であります。 昨日の冷たい雨から一転しての晴天無風。スギ林の中に祠や石碑を拝みながら進むルートになります。 どうやら神々も花がお好きなようで、花咲く御岳山神社から出発となります。ただ、雨の影響により登りでもスリップ注意であります。 御岳山神社から石段を注意深く踏みしめ、清滝を過ぎるとさらに急登の連続です。緊張が一段落したのは、明るい尾根道に到達してからでした。 奥の院に足を延ばし「三尊像」と写真を共有、剣が峰と永野御岳山を経て三峰山を目指します。まさに滑りながらの尾根歩きであります。 三峰山山頂で長めの昼食タイムの後、いよいよスリップの本番である「倶利伽羅不動尊」からの急降下。普段でもスリップしやすいのですが、 雨のせいで、注意していてもスリップしてしまう状況。そんなに人が入っていないのに、スリップ跡があちらこちらにあり、必死の形相で挑みました。 ビブラムソールに付いた泥を取りながら、ストックワークを駆使し、少しの岩を支えとして降下であります。 さすがにみんなベテラン。大きなトラブルもなく、全員無事に降りきったのは特筆に値します。 ただ、気が付いたらグローブも泥だらけ、バスに乗せていただけるのか?心配も少々。 このような登山ルートは多くの山系で存在しており、登山シーズンを前に経験できたのは大変貴重だったと思慮致します。












2023年2月5日(日)裏磐梯イエローフォール

登山において、天候がもたらす幸運は何よりも広大である。まさにこの言葉が当てはまる今回のイエローフォール探索でした。 今回は、裏磐梯スキー場からリフトを乗り継ぎ、リフトの頂点からスノーシューを履いて、銅沼(アカヌマ)周辺のスノーシュー遊びを堪能しました。 凍結した銅沼を渡り、噴気口や磐梯山を望みながら歩く(スノーシューを引きずる)事 約1時間、目指すイエローフォールに到達しました。 前述のように、まさに青天であり雪原と雪をまとった山容が素晴らしいコントラストを生んでいました。これだけでも大満足!! イエローフォールは、この季節のみ現れる現象らしく、不思議な光景。フォールと言っても水が流れている訳ではない。夏場でも滝にはなっていないらしい。 どうやら岩から染み出した水に硫化物や鉄分が含まれており、それが凍結する事でイエローフォールの景観になるとの事。ラプンツェルのような派手さはないが 日本人のワビサビに合いそうな氷瀑景観ですね。 その後、銅沼の北側周回コースをスノーシューの威力を感じながらたどる事、約1時間でスキー場ゲレンデに到着しました。  その時、ゲレンデ正面の急斜面越しに見た檜原湖の絶景は、最後のご褒美を頂けたと感じました。 今回は、前回の奥日光スノーシューハイク時に得た「課題」の対策を施した事もあって、充実したスノーシューハイクを味わうことが出来ております。大変ありがとうございました。 それと、スノーシューを引きずっても「iPhoneのヘルスケア歩数」はカウントされる事が分かりました。(ちなみに12000歩でした) スノーシューハイク いいですね・・・





磐梯山イエローフォール(2/8) | techan1955のブログ (ameblo.jp)