2026年7月4日(土)燧ヶ岳

今日は尾瀬の景観を描き出すシンボルの一つ「燧ヶ岳」に挑みます。東北地方では最高標高の山(2356m)です。皆頑張りましょう!
今回は時間短縮の観点もあり、東北道を使用しての塩原からのアクセスとしました。こちらも塩原・関谷を抜けるとコンビニが全くありません。このルートは、燧ヶ岳・会津駒ケ岳・田代山のアクセスルートであり、スキーのアクセスルートでもあります。コンビニが無い事を認知しておかなければなりません。

さて、雲も薄くなり始めたなか、尾瀬御池から燧ヶ岳登頂を開始しました。先ず私達を待ち受けているのは広沢田代までの急登です。樹林の合間を抜けながらどんどん高度を増していきます。暑くはないのですが、空気が澱み湿気に包まれた感覚です。でも、湿原にたどり着くと心地よい空気流れ、今までの苦労を癒してくれます。木道の周りには可憐な花々も私達を迎え入れてくれます。ここに来ただけでも大きな満足感を得ることが出来ますね!ここ迄にしようと言い出すメンバーが出てこないか?心配してました・・・
それもつかの間、熊沢田代への先ほどと同様な樹林帯の急登。供に、湿原に入ると風も涼しく別世界を感じることが出来ますが、そこに行くまでの樹林帯はまさに神が与えた悪戯でしょうかね。
登山道はかなり荒れており、増水すれば川になるのは明らか!登りも降りも神経をつかう登山道であります。軽い転倒はヤムナシ。大きな転倒さえなければ良しとしましょう。

熊沢田代からは2000m級の高山らしい登りとなってきました。ハイマツやシャクナゲが覆う尾根を登ったかと思えば、残雪域の直登(でも、残雪が無ければ厳しいガレ場であり、私は残雪の方が良い)、最後は岩場を登り切り、第一のピーク「爼嵓(マナイタグラ)」に到着しました。
登頂中 時折、会津駒ケ岳・平ケ岳・帝釈山の雄姿を望んできましたが、ここで一挙に尾瀬の展望が開けます。尾瀬ではいつも見上げていた燧ヶ岳ですが、今日は燧ヶ岳から尾瀬を見下ろしているんですね!尾瀬沼・尾瀬ヶ原・至仏山・・・きりがありません!

下山にも時間がかかる行程ですので名残惜しいとこではありますが、下山の途に就きました。厳しい登りの地点は、降りも厳しい。安全に気を付けて慎重に下山しました。

やはり燧ヶ岳は強敵でした。厳しいコースの上、道が降雨の影響で荒れており、夏本番の山行遂行への前哨戦としては、非常に良い知見を得られた山行でありました。









2024年9月15日(日)至仏山


9月も半ばというのに、連日のように猛暑が続いています。今日の天気は東北~北陸に掛かっている「秋雨前線」がどのように南下するかにかかっております。予想では15時頃に尾瀬区域にかかってくると考えられます。それまでに下山を達成するために、山の鼻からの至仏山周回ルートを諦め、鳩待峠から至仏山のピストンルートとする事に変更しました。このCL/SL/判断が後に大きな影響をもたらすことになりました。

鳩待峠からオヤマ沢田代に向かう美しい林相の登山道を登っていきます。なだらかな行程です。しばらくすると木道が出現しますが、徐々に勾配が増してきて、ひと登りするとそこがオヤマ沢田代でした。いつのまにか林相も針葉樹に変わり、尾瀬の一角を感じさせる「かわいい池塘」も見ることが出来ます。
時折、眼下の尾瀬湿原・向かう先の至仏山・南方の武尊山を見ることが出来ます。ただ、この展望が見れたのはこれが最後になるとは、この時、誰も思っていませんでした。
森林限界を過ぎ、小至仏山に近づくにつれ、「噂の蛇紋岩」の登場です。小至仏山の岩場は皮肉にもテカテカに磨かれた蛇紋岩によってルートが刻まれており、ルートを判別しやすい半面、滑らないように足を置きながらの登頂となりました。

何度か偽頂上を通過した後、至仏山には計画通りの時間に到着しました。山頂には多くの登山客が休憩しており、広い山頂ではありますが混雑しております。周囲にはガスが立ちこめ、残念ながら展望はありません。昼食の後、早々に下山を開始しました。
周囲には相変わらずガスが立ちこめており、湿気で蛇紋岩も滑りやすくなっています。
ん~何か音が・・・遠くで雷鳴らしきものを確認しました。
徐々に雷鳴の間隔が短くなってきております。まだ降雨はないので、今のうちに岩場をクリアーしたいところであります。
小至仏山の岩場を抜け、木道に入った頃から降雨が始まりました。かなりの雨です・・・昔からの格言で「雨具をケチった人は山で死ぬ」とありますが、理解できますね。
濡れた木道は滑り、まるでスケートリンクです。早く木道が終わってほしいと願いながら、その次は降雨により沢となった登山道をストックでバランスをとりながら、鳩待峠に下山しました。運転手によると、鳩待峠も土砂降りだったそうです。

全員無事に鳩待峠に下山しました。もし、当初の至仏山周回ルートを施行していたら、至仏山到着が1時間以上遅くなっており、下山時の小至仏山周辺の岩場で降雨になっていたところでした。秋雨前線の南下が予想より早まったようです。
CL/SL判断の勝利ですね。

天候の影響を受けた山行でしたが、登山では雨風もつきもの!多くの事を学んだ至仏山でした。この貴重な経験を次の山行に生かしていく所存であります。
ただ、下山ソフトクリームは不滅なのがマロニエHCらしいところですね。