2026年8月30日(日)~31日(月)西穂高岳 A&B

8月も今週で終わる今日、念願の西穂高岳に行ってきました。ただ、技術難易度が高い山ですので、みんなが楽しく安全に登頂することは出来ません。より多くのメンバーが西穂高岳に足を踏み入れる事が出来るように、難易度により目的地を複数にした山旅を実施致しました。
複数目的地の山行は過去マロニエHCでも実施している様式ですが、今後も留意していきたいと考えております。

<Aグループ:~西穂独標>
特徴的な二階建てロープウェイに乗車し、西穂高口駅に到着しました。ロープウェイから望む景色からして別世界!背中に笠が岳(山頂付近の雲が動いてくれない)右手に山頂付近のみ雲に隠れた焼岳(雲の隙間から時々山頂が顔を見せる)西穂高にやってきた臨場感が深まってきました。

今日は西穂山荘までの行程になります。少し雨が心配されますので、その前に山荘に到着したいのであります。雲と樹林が日差しを遮り、そよぐ風は涼しい!快適な登りです。少し傾斜が強くなって、間もなく西穂山荘に到着しました。
道中、樹林の隙間から垣間見る北アルプスを楽しみたかったのですが、それは無理!その代わり標高2000mの冷感を得られました。
山荘のテラスで先ず乾杯!でも空の様子が変です・・・雨がやって参りました。幸い雷はなく、軒先避難程度で済みました。まだまだ多くの登山者が足を踏み入れます。雨様・雷様!穏便に・・・

美味しい夕食を頂き星空観賞と思っていましたが、残念!金星と飛行機しか確認できませんでした。次の機会に繰り越すことにします。
翌日は雨も上がり、東の空が赤く染まり始めました。西穂山荘からは丸山が陰になり、その瞬間を観察はできません。もう少し雨が早くあがっていたら「丸山まで登ってご来光の瞬間を見に行く」強者がいたかも知れません。ホントかな??? でも朝焼けに輝く焼岳の姿は最高です。これだけでもご来光に接した甲斐がありました。

Bグループを見送った後、のんびりと西穂独標に向かいます。上空は晴れているのですが、北アルプスの頂には雲がかかっており、展望は出来ません。丸山まで行くと下界に上高地を見下ろせるようになりました。帝国ホテルの赤屋根も見えます。上高地もまた行きたいところですね。
前方に目を向けると、遠くにピラミッドピークが姿を見せています。その手前に台形の大きな岩場が目につきます。よく見るとそのピークに多くの人人!それがAグループの目的地である西穂独標です。目標が見えると元気になるのが性ではないでしょうか!
傾斜とともにガレ場となり、小刻みに立ち休憩をしながら確実に歩を進めてまいります。ガレ場の次は岩場です。三点支持を指導しながら全員無事に西穂独標に到着しました。
天気は快晴!!!みんな満足感に満ちた表情をしています。

暫し休憩の後、下山を開始しました。山荘のスタッフによると、湿気を帯びた空気の上昇が予報より早く、ガス発生の恐れがあり午後には降雨の予測。お昼にはロープウェイに到着するのが望ましいと全員の意見が一致。案の定、あんなに見えていた焼岳・乗鞍は雲に隠れてしまいました。穂高・槍も見えません。
皆の頑張りもあって、何とか降雨の前にロープウェイにたどり着きました。西穂高岳山行を無事に終えた瞬間であります。

後はもっともっと頑張ったBグループの到着を待つだけです。











<Bグループ:~西穂高岳>
今回は岩稜帯を征服するぞ!の頼もしい(?)メンバー5名で西穂高岳へ挑みました。4名が西穂高の岩場に初挑戦となります。岩好きに取っては、この国内屈指の難ルートを歩ける喜びで、朝からテンションが高潮。他のメンバーに暖かく見送られながら日の出の時刻に出発の途につきました。

独標へとたどり着き、ここからがいよいよ本番です。独標の下りから先の目の前に現れた険しい岩壁と岩稜のヤセ尾根が連続する難所に突入すると、それまでの和やかな雰囲気が一変。初めて体験する高度感とスリルにメンバーの口数も少なくなり、道中では恐怖から「自分が戻れなかったときは……」と本気で遺言(?)をつぶやき始めるメンバーが出る一幕もありました。しかし、そこはチャレンジ精神旺盛な精鋭達(?)です。お互いに声をかけ、一歩一歩慎重にスリリングな岩肌をクリアしていきました。

ピラミッドピークを過ぎるあたりからは恐怖も乗り越え、最後の難場の西穂高直下の斜面も声を掛けながら無事にクリアし、西穂高岳山頂へ登頂!
 山頂からの景色は、焼岳、乗鞍、御嶽、富士山方面が大絶景として広がり、一同大満足。一方で、槍・穂高方面は無情にもガスが湧き上がり、眺望いま一つとなった点は少し残念でしたが、難所を突破してきたやりきった感で山頂は最高の笑顔に包まれました。

西穂高の先は憧れのジャンダルムへと続くルートが続きます。そのまま突入したい気持ちもありましたが今回のお約束はメンバー全員で、「下山後に西穂高山荘で温かい西穂ラーメンを食べる。」と決めています。安全第一を最優先とし今回は山頂で折り返し、気持ちよく下山の途につきました。

下山途中はライチョウにも出会え、西穂高山荘で全員揃って味わったラーメンの味はまさに格別。一歩間違えれば危険な岩稜帯ですが、確かな安全への意識とチームワークで踏破でき、大きな達成感のある想い出に残る山行となりました。









2026年8月9日(日) 鼻曲山

鼻曲がり???変な名前である。確かに周囲から見ると曲がった鼻の形であり、その山容からそう呼ばれている。ピークも「大天狗・小天狗」と、ここでも鼻の代名詞のような名前が付けられており、あくまでも鼻にこだわった山なんですね・・・
この当たりの地は、浅間山を中心に西には黒斑山があり偉大な浅間を見せてくれています。
では、東側は・・・鼻曲山?浅間隠山?どうせだったらレンゲショウマとセットにして、鼻曲山に行って東側を見てみる事としました。
今日は午後から雨が予想されています。午前中には「山頂付近のレンゲショウマ」を見て、8月束の間となる低山の良さを楽しみたいのであります。

曇りがちの天気の中、二度上峠を出発しました。アップダウンを繰り返したのち、第一のピークである氷妻山に到着しました。この後はピークを回り込みながらの歩行です。
鼻曲山の直下にきたかな?と思えたあたりから、急登に入りました。
どうもレンゲショウマはこの急斜面にあるらしい・・・目を凝らしながら登っていくと!ありました!!群生とまではいきませんが、主張しすぎることも無く、やさしく私達を迎えてくれているような
その可憐な姿は、まさに日本人が好む姿です!

後は頂上に立ち、昼食を取るだけ・・・でも不安な雲が迫り、雷鳴もチラホラ!15分で昼食を終え下山することになりました。でも、キュウリやベリーのお裾分けは忘れません。15分の早業!やれば出来るのであります。

残念ながら曇天の為、頂上からの展望はありませんでした。ただ、特徴的な頂上が、途中で曲がっていると感じました。これが鼻曲がりですかね・・・
何とか降雨の前に下山する事が出来ました。二度上峠で雲に隠れた浅間山に挨拶を済ませ、山旅を終えました。
案の定、足利付近で豪雨・宇都宮ではアンダーが通行止め・安曇野では土石流・・・色々な事が起こっていました。








2026年8月2日(日)~ 3日(月) 白山

白山は田中澄江さんの著書「花の百名山」の中で、“匂い立つような花の山であった。”と記されています。
石川県と岐阜県にまたがるその優美な白い姿はいにしえの歌人が“しらやま”と和歌に詠み、もちろん日本百名山にも名を連ね、また富士山、立山と並ぶ三大霊山でもあります。
そんな憧れの名峰に行く今回のメンバーのお目当てはやっぱりお花!8月初めのこの時期は白山が最も花に彩られる時期であり、幸いにもお天気もよさそう。宇都宮から朝早く出て登山口までの長い道中も期待に胸が膨らむばかりです。

やはり人気の山の人気のシーズンですね。市ノ瀬ビジターセンターの駐車場は満車寸前。バスで別当出合の登山口に移動し、そこからいざ出発。と思ったら、えっ吊り橋?揺れる揺れる~。気を取り直して砂防新道側からまずは1日目の宿の白山室堂を目指します。なんだか前もって持っていたイメージより急登では?憧れの山は楽させてはくれませんね。
今日の白山は大賑わいです。大勢のハイカーとすれ違って、“お花咲いてるよ~”などと言って貰うと疲れと寝不足も気になりません(?)。

中飯場で休憩。そこから甚之助避難小屋を過ぎたあたりから樹林帯が終わり、そこからはもうお花、お花です。こっちにハクサンフウロ、あっちにハクサンコザクラ(ハクサン〇〇と言う名前がついたお花が多いですね。)ミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ、チングルマ・・、とても全部は挙げられません。
メンバーもお花の咲く所では、“キャー”とか“これこれ~”とか言ってなかなか前に進まず、リーダーとしては悩ましい状況です。

眺望の良い木道のあるところから最後の上りを言ったところで今夜の宿の白山室堂です。
受付を済ませて、荷物を置いて夕食。やっぱりここはビールで乾杯。
消灯までの時間は小屋の周辺にクロユリの群生地があると言う事でそこを散策です。クロユリに会えて大満足!ですが、このお花は結構匂いが微妙なのですね。

翌日は午後からお天気が崩れると言う予報なので、朝食前に登頂とお池巡りをする事にしました。暗い時間に出発し、最高点の御前峰についた時は残念!周りはガスで真っ白!でもその後のお池巡りでは少しづつ日が差してきて、白山のお池の景色も眺める事ができ、ここでも多くのお花に会う事ができました。
 朝食を食べたらいよいよ下山。登りのルートとは違う観光新道を、ここでも斜面一面のお花畑に囲まれながら下ります。いよいよ白山とお別れ・・などと感慨に耽りながら歩いていたら、下山まであと400mくらいの所でいきなりの土砂降りの雨!こんなにずぶ濡れになったのは何年振り?最後まで思い出を作ってくれますね。
 
 今回はアクセスの長い旅でしたが、白山は想像以上に美しい山でした。また行ってみたいと思える想い出深い2日間となりました。