2025年6月21日(土)平標山

以前から思っている事があります。何故この平標山は日本100名山に入っていないのでしょうか?花の百名山には入ってますが、この山容の美しさから見ても日本百名山に匹敵すると思うのですが・・・ 谷川岳/苗場山に近すぎるのが原因でしょうか? 

雨も上がり平標山は絶好の登山日和!多くの登山者で登り口の駐車場は一杯になっています。まさに花の季節なんですね! 強烈な直射日光もなく、湿度は高いものの、時より心地よい風に身体が満たされます。
松手山をつづれ織りに登って行くと、徐々にお花達が顔を覗かせてきます。 待ちに待った光景です。花の百名山の名に相応しいですね!
松手山の先は稜線上を緩やかに登っていきます。眼下には苗場スキー場、その先には特徴的な頂きを持つ苗場山を眺めることが出来ます。素晴らしい!!! ただし、目先には壁のように立ちはだかる緑の登山道の光景が見えております。頑張りましょう!
ここを登り切れば目指す平標山はもうすぐです。
思いがけず、稜線に向けて這い上がってくる雲に驚きながらの登頂となりました。

山頂は多くの登山者で賑わっています。いつもより少し長めの昼食タイムをとり、希望者(結局全員いきました・・・)は仙ノ倉山へ向かう稜線のコルでお花の群生を堪能。
これが平標山であります!!! 
動きたくない気持ちを振りほどいて「平標山の家」に向かいます。右手には平標山から仙ノ倉山に向かう美しい稜線が見えるはずですが、本日はガスがかかり見ることが出来ませんでした。これは次回のお楽しみですね・・・ 
木造の階段を永遠と下って行きます。もし反時計回りのルートだったら「階段が嫌いなマロニエHCメンバーからは多くの不満が出るかな??」と思いながら、たどり着いた山の家で一休み。行列の出来る水場で水を補給し、 長い長い下山道を下って行きました。 

今回の平標山は優先度を「天候不安より花の時期」としましたが、メンバーの想いが強く天候にもお花達にも恵まれました山旅となりました。
やはり、普段の行いが大切なんですね!!!来るアルプスに向け教訓を得た山行でした。




眼下の苗場スキー場             苗場山の山頂を望む





2025年6月8日(日)裏磐梯 雄国山

この時期は雨が多く、中止となる山行が出てしまう「忌まわしい時期」です。TVでも梅雨入りの話題ばっかり・・・そんな中、降雨の切れ目を見つけ、裏磐梯に出かけてきました。

裏磐梯と言えばお花の宝庫「雄国沼」を思い浮かべますが、今年は少し違ってました。マロニエHCは、2022年7月20日頃、雄国沼を探索しレンゲツツジやニッコウキスゲに心を震わせたのですが、今年はその時と10日しか違わないのにお花が見当たりません。しかも今年は雪害の為、倒木が多く、たのみの木道もシャットダウン・・・😢
でも、私達はそんな理由では中止にしたくないのであります。
急遽ルートを変更し、雄国沼せせらぎ探勝路~金沢峠~雄国山~雄国沼パノラマ探勝路を歩くことに致しました。

途中、「桧原湖周辺で熊の目撃情報があった」との警察アナウンスを聞きながら、雄子沢登山口より雄国沼を目指しました。なだらかな登りであり、この勾配だと楽々登山ですね。登高速度は350m/hrあたりを示しており、その数字が表す通りの「安全登山」でした。ほどなくすると雄国沼休憩舎が見えてきました。ここに人がいない事もあるのですね・・・

そして、誰もいない雄国沼を眼下に眺めながら金沢峠に向かいました。山道の脇には思いがけないお花との出会いがあり、笑顔のうちに金沢峠に到着する事が出来ました。しばしの休憩の後、雄国沼休憩舎を経て雄国山に向かいます。ようやく登山らしい道です!「展望が素晴らしい」との期待がありましたが、遠くはかすみ多くの樹木に阻まれ、パノラマを堪能することは出来ませんでした。梅雨入りまじかの影響ですね・・・

でも、パノラマ探勝はこれから!頂上付近の笹を抜けると??? アレ、笹笹笹 身の丈ほどの笹の連続・・・パノラマどころか笹ラッセルの練習になってしまいました。
きっと、今回の笹ラッセル経験は登山人生に生かせる事でしょう・・・
ただ、倒木も多く、近年人が入っていない旨を感じさせます。まだ、道がはっきりしているので道迷いの心配は有りませんでしたが、さらに荒廃が進むと道迷いが生じかねないパノラマ探勝路でした。

思いがけない可愛いお花達との出会いもあり裏磐梯の良さ感じながら、計画通りにラビスパ裏磐梯(すでに廃墟になっていた)に到着しました。
来るアルプスに向け、有効な25000歩でした。