
先週の常念岳に引き続き、北アルプスに挑みます。今回は白馬岳!念願の大雪渓に挑戦です。 天候は上々!猿倉から大雪渓~白馬~栂池への縦走コース、白馬岳山頂まで1700mの標高差です。現役世代でも厳しい行程です。我らシニア世代はどうなるのでしょうか?期待と不安が交差する中、白馬岳に足を踏み入れてしまいました。 猿倉のビジターセンターを予定通り出発しました。しばらく歩くと右前方の遥か上方に白馬岳から小蓮華山への稜線が聳えています。明日、私達はあそこにいるのですね!!! 白馬尻に到着すると「大雪渓ようこそ」の看板が迎えてくれます。いよいよ、白馬大雪渓に入ります。アイゼンとヘルメットを装着し大雪渓の登りが始まりました。 大雪渓は直線状に登って行きます。軽アイゼンやチェーンスパイクの登山客も多くいましたが、やはり足元が安定しないようです。思っていたより暑いのですが、時より吹く風はとても冷たく、地面との違いを感じさせます。また、ガスが頻繁に発生しており、異次元の体験でした。 ようやく大雪渓を登り切り葱平に上陸しました。ここが注意のポイント!フリーな小石地帯の為に足元が不安定であり、落石に十分に注意しました。雪渓の落石は非常に危険です。その元を作らない事が重要であります。 葱平をジグザグに登り、お花畑に癒されながら、白馬頂上山荘がある稜線に到着しました。目指す白馬荘はもうすぐです。最後の力を振り絞って、この試練を乗り超えました。 白馬荘から白馬岳頂上には20~30分であり「天気の良い今、夕食までの空き時間に登っておこう」との鬼の意見!!!マジですか・・・・ という事で、白馬岳には2回登頂する事になってしまいました。 白馬荘のベンチ前でのひと時。剣岳・立山・槍ヶ岳・穂高・常念岳といった北アルプスの名峰との出会いに心を震わせます。その後も美味しい夕食を済ませ、山荘前のベンチから夕日を眺め、星空の観賞!といった山小屋の3大歓喜を味わい、疲労感と充実感が満ちた一日を終えました。 あんなに疲れていたのに朝3時半に起床し、先ずは星空観賞。昨夜より鮮明に見えます。天の川・夏の大三角形(デネブ・アルタイル・ベガ)・さそり座・お目当ての星が全て確認出来ました。満足! 次はご来光。上越の山々の間に太陽が登るはずです。雲の間から見えました丸い太陽です。満足!!白馬荘に戻る途中、すぐそばの石の陰に「雷鳥(親鳥)」です。幸い誰も気がついていない。雷鳥の独り占め。満足!!! 朝食後、白馬岳に再登頂し栂池方面に縦走しました。三国境から小蓮華山の見事な稜線。この地は、昨日白馬尻から眺めた処ではありませんか!本当にここに来たのであります。逆に、稜線から雪渓の終点が良く見えています。 この稜線には高山植物も多数生息しており、まさに別天地。 白馬大池まで順調に下り一休みした後、乗鞍岳へのなだらかな登り。そして天狗原への岩を伝っての急な下り。2日目もいろんな経験をさせてくれました。 白馬岳は、多くの登山者があこがれる地です。白馬岳にはその要素が満ちており、その理由が理解できます。今回は天候にもメンバーにも恵まれ、その多くを味わうことが出来たと感じています。大満足の山旅でした。 途中で出会った沢山のお花達を添えて、この感動をお伝えするものであります。






















白馬岳で出会った沢山のお花達



































