
今年の最後の宿泊山行になります。今年は7プランの宿泊山行を企画し、5プラン実現しました。 まあまあの成績ではないでしょうか! 最後の宿泊山行に選んだ地は、「八幡平&栗駒山」です。東北地方紅葉のBESTシーズンであり、どのような山容を見せてくれるのか?とても楽しみであります。 宇都宮から東北道をひたすら北上し、盛岡市のシンボルである「岩手山」を超えると、目指す「八幡平」はすぐそこです。両峰を比べると、八幡平はその名の通り頂上は「平・樹木帯」です。一方の岩手山の頂上は「険しい火口・森林限界」と、全く違う。隣どおしなのに、なぜこんなにも異なった山容なのか?造山時期の差と400mの標高差の間に「この地の森林限界」が有る事によるものでしょう! 八幡平には黒谷地駐車場から入山しました。早速、素晴らしい木道を歩いていきます。水が豊富な樹林帯を抜けると視界が開け、そこには「黒谷地湿原」が広がっていました。清々しい湿原です!池塘も綺麗だし、奥には紅葉が点々と・・・きっと花の時期にはお花畑が広がっている事でしょう! しばし和んだ後、次の目的地である「源太森」に向かいました。歩きやすい木道!単に角材を止めているのではなく、表面に溝を掘ってあります。市松模様に整えてある木道もあります。一般客にも配慮した行き届いた整備レベルに頭が下がります。半観光地ですが、ゴミも全く有りません。みんなマナーを守っているのですね! 源太森は八幡平の3大展望地と言われています。岩手山は勿論、鳥海山・岩木山・八甲田も確認することが出来、さすがは多くの見所を備えた八幡平であります。 次に待ち受けているのは、八幡平で最も大きな「八幡沼」です。左方に沼を眺めながら、池塘の間を抜けていきます。少し登り、ガマ沼から右に折れるとまもなく「八幡平山頂の丘にたつヤグラ」に到着しました。ここが山頂になります。展望を楽しんだあと、ドラゴンアイが見られる「鏡沼」を抜け、八幡平ビジターセンターで一休み。 下山は「見返り峠」にて岩手山を見返りながら、八幡沼を通り、黒谷地駐車場に戻ってきました。八幡平の原始岱を満喫した一日目でした。 二座目は、「栗駒山」です。「イワカガミ平」から中央コースのピストンになります。東北地方の山らしい大きくて穏やかな、且つ、素晴らしい紅葉を楽しんで来ます! あいにくの曇り空。栗駒山一面の紅葉を展望する事は出来ませんが、近々の紅葉は十分に楽しむことが出来ます。登山道はおそろしく整備されており、かなりガスがきつくても登山道を逸脱する事はなさそうです。 地味に勾配のある遊歩道的な登山道を2時間ほど登り、東栗駒ルートと合流するとまもなく頂上です。最後だけ階段に喘ぐかな・・・。 頂上は広く、多くの人が寛いでます。その中心に立派な頂上標と新しい祠があり、栗駒山が神社の町「栗原市」のシンボルである事を感じさせました。でも、私には同い年の古い頂上標跡が妙に親しみを覚えます・・・。 下山は紅葉を垣間見ながらの行程になります。山全体・周囲の山々の紅葉が見れないのは残念ですが、「神の絨毯」と称される贅沢な下山道を堪能しました。さすがは東北3大紅葉景勝地です!ありがとう!!! こうして最後の宿泊山行も「和気あいあい」としたなか、終了しました。 来年も楽しい宿泊山行が待っている事と思います。今から楽しみであります!
八幡平














栗駒山









