2025年11月23日(日)鍋足山

「この山、安全講習会の実践にいいのでは…」
今日は奥久慈にある標高552mの鍋足山に行ってきました。
猪鼻峠を出発するとすぐに前述の言葉が・・・・552mの低山ですが、その行程は変化に富み、私達を飽きさせません。次々に課題が登場しそうで、ワクワクしますね。

鍋足山は予測通りの山行を楽しませてくれました。奥久慈の山々もなかなか面白いですね!
晩秋の冷たい空気のなか、地図には表しきれないアップダウンを繰り返しながら、鍋足山三角点の552mに向けて高度を上げて行きます。多くの岩場がありますが、皆で協力してパスする事が出来ました。そこには、多すぎるほどのトラックロープが張られており、地元の方々の安全に対する思いを感じ取ることも出来ました。
また、この地の岩場は非常に堅く、浮石がほとんどなくホールドがしやすい特徴があります。よって、3点指示のレクチャーもしやすく、良い教材になりました。
山行終了時には「なんだか岩場が上手になったみたい」今日来てよかったんじゃない!

特筆すべきは岩場だけではありません。今、この地は丁度紅葉の季節だったのであります。周囲には赤・黄・緑のコントラスト!堂々たる山々の紅葉もいいけど、この地のようなコンパクトにまとまった紅葉もいいですね!

落ち葉の絨毯を踏みしめながら歩を進めると、まもなく何故か三角点よりも低い529mの鍋足山山頂に到着しました。
奥久慈の山々を広く見渡す眺めです。遠く鹿島灘もかすかに…

晩秋の奥久慈を十分に味わった山旅になりました。最後にリンゴで乾杯!






2025年11月2日(日)赤城山

久しぶりに雨の心配がない山行日です。ところが、今日は熊の心配。赤城山でも目撃情報があり、今やどこに行くにも熊対策が必要となってきました。ご用心!ご用心!

多くの人が黒檜山登山口から入山していきます。稜線にでると、南東方向遠くに見覚えのある山が見えます。そうです!山頂部に雪を被った富士山であります。このところ拝める事が出来なかった山容に感謝。
花見ヶ原分岐までの急登を登り切り、黒檜山山頂に立ちました。その後展望の良い「天空の広場」で一休み。男体山・日光白根山・燧ケ岳・至仏山・武尊山・谷川連峰をひと眺め!この地に来た甲斐がありました。

黒檜山から駒ケ岳に向かいました。大ダルミの名がついたコルまでは長い階段になります。前方には駒ケ岳の斜面!振り返ると黒檜山の全景!そこには点々と残った感のある紅葉の樹木!紅葉期は過ぎてしまった感はありますが、心地よい涼しさと共に印象的な光景が私たちを囲んでおります。

駒ケ岳山頂で昼食をとり、覚満淵側に下山しました。途中、大洞に直下する分岐から左折し鳥居峠に向かう尾根道をくだって行きました。人の行き交いも少なくなり、熊ベル・ホイッスル・お喋りを多用して私たちの存在をPRしながの下山です。そのおかげか熊との遭遇もなく、無事に鳥居峠に到着することが出来ました。

今回は、熊コンタクトを意識しながらの山行でした。近々どこでも熊の話題が出ています。今後どこに行くにしても、熊を念頭に置いた山行が求められると思考されます。