2024年8月10日(土)~11日(日)月山、羽黒山、湯殿山 自主ハイク


この三山に巡礼すると「人は生まれ変われる」と言います。その願いを胸に出羽三山巡りに行ってきました。
台風5号が東北地方に近づいており、時間が経つにつれ天候の悪化が考えられます。よって、CLの提案により、天候の影響が最も厳しい月山登頂を一日目とし羽黒山・湯殿山を二日目と計画を変更して出羽三山に臨みました。

10日の帰省渋滞の中、東北道・山形中央道を北上し、月山登山口に10時頃到着しました。ここから月山スキーリフトに乗車して1500m地点まで一挙に到達します。リフトに乗るとすぐにヨツバヒヨドリが足元に。なんと、そこにはアサギマダラが飛び回っているではありませんか!まるで私達を出迎えてくれるようです。アサギマダラは人なつっこい蝶々🦋なんでしょうか・・・
リフトを降りると眼前に美しい稜線の姥ヶ岳がそびえています。
斜面にはニッコウキスゲが群生し、登山道の近くにも多くの花が咲き誇っています。牛首までは美しい草原域を登っていくイメージです。東北地方の山らしいなだらかで美しい山容であります。
ところが牛首を過ぎると様子が一転。ガレ場の登場です。下山客とのすれ違いに注意しながら着実に登っていきました。それまで立ち込めていたガスもピーク到着時にはガスもなくなり、最高の展望を望めそうな期待が・・・。
月山の頂上には月山神社があり、そこが一山目の巡礼ポイント、すなわち一回目の生まれ変わりになります。ところが、生まれ変わったとたんにガスが生じてきました。・・・私達の邪心が払われて、ガスに変わったのでしょうか?・・・周囲は全て真っ白となり展望はありません。おそらく時間が経てばガスが晴れる時があると思いますが、リフトの最終時間もあるので、早々に下山を開始しました。
振り返ると月山山頂はガスと晴れ間を繰り返している様子です。つい1時間前にはあそこに居たんですね!!!

4時過ぎには民宿に到着し、ゆっくりすることが出来ました。夕食&生ビール&吟醸酒を完食!満足満足・・・外に出てみると、満点の星空です。やっぱり1200m地点なんですね・・・地平線付近に「さそり座」を確認しました。下界ではなかなか確認が難しい星座であり、まず感激!よもやと思い天の川を見返すと、ありました!!夏の大三角形です(こと座ベガ・わし座アルタイル・白鳥座デネブ)。双眼鏡を借りて「土星の輪」を見たメンバーもいるようです。興奮冷めぬまもなくトランプゲームが始まり、興奮を秘めながら一日目を終えました。巡礼のおかげで子供の頃に生まれ変わったのでしょうか!

翌日は、普段食べないような豪華な朝食を頂き、満足感が漂う中、二山目の羽黒山に向かいました。今日は工程の90%が階段になります。2000段との事です。曇天の為暑くは無いのですが湿度が高く、昨日より汗をかいている感が有ります。
半分くらいきたところの茶屋で、かき氷やお団子を補給します。茶屋は並びが出来るほど満員の状態です。皆、欲求は同じなんですね!さて、羽黒神社では煩悩を取りましょう!! 参道には国宝の五重塔や遺産もあり、独特の雰囲気があります。最後に参道山伏さんとご一緒に記念写真を撮って二山目巡礼を終えました。
次は、湯殿山神社です。先の二山より更に神聖な感が有ります。過去の有りすぎる罪を許していただき、生まれ変わりたいのであります。果たして私達の懺悔を受け止めていただけるのでしょうか???
最後の足湯にて湯殿山神社を終えました。メンバー全員が生まれ変わった筈であります。

出羽三山巡礼を終え、長い帰路につきました。次回お会いする時には、お互いが生まれ変わった姿である事を信じている次第であります。






















2023年6月25日(日)苅田峠~不忘山(南蔵王縦走コース)

蔵王と言うとスキー場があまりにも有名であり、どうしても地蔵山を中心に考えてしまう。登山においても同様で、地蔵山から熊野岳・御釜と続き、苅田岳が終着点・・・ イヤイヤ、苅田峠を出発点として不忘山に向かう南蔵王も如何でしょうか? 東北地方の山らしい「なだらかで歩きやすい」登山道です。この地がプレートの東西圧縮により生まれた山地である証明ですね。 苅田峠を出発し第一の目標地である「芝草平」に向かいます。多くの草花が控えめではありますが、存在を主張しています。 すみません!この花の名前を教えていただけますでしょうか・・・・・(何度、尋ねた事か  泣き!!) この日の芝草平はチングルマが主体でした。時期が変わると主張する花々も変わるのでしょうね。穏やかな空気感です・・・ さて、今日の最高地点である屏風岩に向けて、登山道を進みます。振り返ると、なだらかな蔵王の高地が位置し、自然の大きな景色に包み込まれた映像のような様相を味わっています。 南屏風岩からは、山容も一転。不忘山に近づくにつれ風化か進んだ尾根道に変わります。それにつれ、花々も岩礫地環境に変わっていきます 不忘山までは時折顔を出す花を楽しみながらの岩場です。高山植物は、決して自己主張が過ぎず、さりげなく私達を迎えてくれます。高山植物のファンが多いのも理解できます。 不忘山からは、風化が進んだ尾根を注意深く下山します。尾根沿いに不忘の碑があり、そこからは尾根を離れ、樹林帯に入っていきます。 滑りやすい急坂が続き、下山に厭きてきた頃、白石スキー場に到着しました。 7時間・25000歩の行程でしたが、16人全員が穏やかな天候の中、高山植物に癒された1日でした。














続いて南蔵王で出会った可憐な高山植物


不忘山へ行きました(6/25)。 | techan1955のブログ (ameblo.jp)