2015年10月4日(土)~5日(日)八幡平&栗駒山

今年の最後の宿泊山行になります。今年は7プランの宿泊山行を企画し、5プラン実現しました。
まあまあの成績ではないでしょうか!
最後の宿泊山行に選んだ地は、「八幡平&栗駒山」です。東北地方紅葉のBESTシーズンであり、どのような山容を見せてくれるのか?とても楽しみであります。

宇都宮から東北道をひたすら北上し、盛岡市のシンボルである「岩手山」を超えると、目指す「八幡平」はすぐそこです。両峰を比べると、八幡平はその名の通り頂上は「平・樹木帯」です。一方の岩手山の頂上は「険しい火口・森林限界」と、全く違う。隣どおしなのに、なぜこんなにも異なった山容なのか?造山時期の差と400mの標高差の間に「この地の森林限界」が有る事によるものでしょう!

八幡平には黒谷地駐車場から入山しました。早速、素晴らしい木道を歩いていきます。水が豊富な樹林帯を抜けると視界が開け、そこには「黒谷地湿原」が広がっていました。清々しい湿原です!池塘も綺麗だし、奥には紅葉が点々と・・・きっと花の時期にはお花畑が広がっている事でしょう!
しばし和んだ後、次の目的地である「源太森」に向かいました。歩きやすい木道!単に角材を止めているのではなく、表面に溝を掘ってあります。市松模様に整えてある木道もあります。一般客にも配慮した行き届いた整備レベルに頭が下がります。半観光地ですが、ゴミも全く有りません。みんなマナーを守っているのですね!
源太森は八幡平の3大展望地と言われています。岩手山は勿論、鳥海山・岩木山・八甲田も確認することが出来、さすがは多くの見所を備えた八幡平であります。
次に待ち受けているのは、八幡平で最も大きな「八幡沼」です。左方に沼を眺めながら、池塘の間を抜けていきます。少し登り、ガマ沼から右に折れるとまもなく「八幡平山頂の丘にたつヤグラ」に到着しました。ここが山頂になります。展望を楽しんだあと、ドラゴンアイが見られる「鏡沼」を抜け、八幡平ビジターセンターで一休み。
下山は「見返り峠」にて岩手山を見返りながら、八幡沼を通り、黒谷地駐車場に戻ってきました。八幡平の原始岱を満喫した一日目でした。

二座目は、「栗駒山」です。「イワカガミ平」から中央コースのピストンになります。東北地方の山らしい大きくて穏やかな、且つ、素晴らしい紅葉を楽しんで来ます!
あいにくの曇り空。栗駒山一面の紅葉を展望する事は出来ませんが、近々の紅葉は十分に楽しむことが出来ます。登山道はおそろしく整備されており、かなりガスがきつくても登山道を逸脱する事はなさそうです。
地味に勾配のある遊歩道的な登山道を2時間ほど登り、東栗駒ルートと合流するとまもなく頂上です。最後だけ階段に喘ぐかな・・・。
頂上は広く、多くの人が寛いでます。その中心に立派な頂上標と新しい祠があり、栗駒山が神社の町「栗原市」のシンボルである事を感じさせました。でも、私には同い年の古い頂上標跡が妙に親しみを覚えます・・・。
下山は紅葉を垣間見ながらの行程になります。山全体・周囲の山々の紅葉が見れないのは残念ですが、「神の絨毯」と称される贅沢な下山道を堪能しました。さすがは東北3大紅葉景勝地です!ありがとう!!!

こうして最後の宿泊山行も「和気あいあい」としたなか、終了しました。
来年も楽しい宿泊山行が待っている事と思います。今から楽しみであります!

八幡平







栗駒山






2023年7月8日(土)~9日(日)早池峰山~五葉山

今年初めての宿泊山行です。宿泊が初めてのメンバーも居て楽しみにしていました。 今回の早池峰山と五葉山は共に特有の高山植物を有する北上高地を代表する山です。花好きのメンバーには堪らない山行です。早朝、雨にもめげず東北道をひたすら北上します。大谷選手や菊池選手を生んだ花巻を抜けるといよいよ早池峰です。 誰もがレインウェアを装着し早池峰のお花畑位まで行けたら満足かな???と思っていましたが小田越に到着するころから青空が見えて来ました。 なんということでしょう!雨の心配どころか日焼けの心配が出てきました。これだから山は面白いですね!(逆もありますが…) そんな訳で梅雨時の爽やかな空気のなか早池峰の山頂を目指します。早々に滑りやすい蛇紋岩が待っていました。 足位置に気を付けながらの急登でしたが、お花畑への期待感が私達のドライビングフォースです。隣の薬師岳が下方に見える頃いよいよ🌸お花畑の登場です。 ハヤチネウスユキソウ(エーデルワイスと近似らしい、でも実物は見たことが無い)やナンブトラノオの早池峰山固有種も確認することが出来ました。 五合目御金蔵から頂上までは、さらに厳しい岩場ですが礫地の高山植物を絶えず観賞しながらの、厳しくも楽しい登頂でした。これも天気のお陰です! 早池峰山はなぜ固有種が多いのか?山の年齢/蛇紋岩地質/気候が特徴的なのか?面白いですね。 翌日、五葉山に向かいます。赤坂峠から登頂です。朝方は山頂付近が強風との情報でしたが、とんでもない!無風で暑いです。 樹林帯の中、賽の河原・畳石をクリアーして行きます。昨日の疲労もなんのその!滑らない登山道は最高ですね。 しゃくなげ荘を越えるとまもなく広い山頂に到着しました。残念ながら、周囲の山々には雲がかかっており、展望は出来ませんでした。昨日登頂した早池峰も見られません。 でも、周囲にはハクサンシャクナゲが咲き乱れ、眼下には釜石・大船渡の海岸線が見られます。美しい山頂を持つ、素敵な山でした。 この五葉山だけ晴れたのかな? 梅雨時にも関わらず一度もレインウェアに袖を通さない奇跡の2日間でした。













花の早池峰山💠 / ひでりんさんの早池峰山・薬師岳・鶏頭山の活動データ | YAMAP / ヤマップ