2023年3月26日(日)春の安全教室

マロニエHCでは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。 今回は、特別講師として「栃木県勤労者山岳連盟の池谷会長殿」にセルフレスキューについて指導していただきました。 池谷会長殿、誠に有難うございました。 当初は、AM中に座学・PMは古賀志山の岩場を使ってのロープワークの実践の予定でしたが、降雨が段々酷くなり、AMのみの講習となりました。 座学では、装備についての解説をお聞きし、その後ロープワークを丁寧に教えていただきました。 ロープの実践場は急登降下時やセルフレスキュー時であります。 ただし、急登降の基本は「3点指示」であり、ロープに頼りすぎてはいけない事、すなわちロープはあくまで安全に登降するためのツールである考え方を学びました。 ロープは、たとえ寝転がっていても、たとえ暗闇の中でも、正しく結べなくては実践では使えないツールであり、毎日ロープワークを試みるのが重要であります。 (家庭の居間でコツコツと目立たないように練習する為の道具が必要ですね・・・) 今日は代表的な結び方として、「ガースヒッチ」「プルージック」「ダブルフィッシャーマンズノット」「フィギュアエイトノット」「ムンターヒッチ」「クローブヒッチ」「もやい結び」「チェストハーネス」 をワイワイしながら楽しく学びました。これだけ覚えていれば十分との事ですので、何とか習得したい限りであります。

ご安全に~




2023年3月19日(日)三峰山

帰宅後大変である。 靴やストックは勿論、トレッキングパンツも泥だらけ!冷たい水を我慢して水洗いしないと家に入れてもらえない。 「すみません・・・」と頭を下げる姿が目に浮かびます。 今日は鹿沼の信仰の山である「三峰山」のトレッキング、すなわち沢山の神々に見守られながらの6時間であります。 昨日の冷たい雨から一転しての晴天無風。スギ林の中に祠や石碑を拝みながら進むルートになります。 どうやら神々も花がお好きなようで、花咲く御岳山神社から出発となります。ただ、雨の影響により登りでもスリップ注意であります。 御岳山神社から石段を注意深く踏みしめ、清滝を過ぎるとさらに急登の連続です。緊張が一段落したのは、明るい尾根道に到達してからでした。 奥の院に足を延ばし「三尊像」と写真を共有、剣が峰と永野御岳山を経て三峰山を目指します。まさに滑りながらの尾根歩きであります。 三峰山山頂で長めの昼食タイムの後、いよいよスリップの本番である「倶利伽羅不動尊」からの急降下。普段でもスリップしやすいのですが、 雨のせいで、注意していてもスリップしてしまう状況。そんなに人が入っていないのに、スリップ跡があちらこちらにあり、必死の形相で挑みました。 ビブラムソールに付いた泥を取りながら、ストックワークを駆使し、少しの岩を支えとして降下であります。 さすがにみんなベテラン。大きなトラブルもなく、全員無事に降りきったのは特筆に値します。 ただ、気が付いたらグローブも泥だらけ、バスに乗せていただけるのか?心配も少々。 このような登山ルートは多くの山系で存在しており、登山シーズンを前に経験できたのは大変貴重だったと思慮致します。












2023年3月11日(土)筑波山

2023年の登山シーズンまでごくわずか。来るべきシーズンに備えた足慣らし山行であります。 その地は、茨城の名峰である筑波山でした。名峰にふさわしく誰が言ったか「たかが筑波山されど筑波山」 今日は筑波山神社から御幸ヶ原を終着とした表登山道を登ります。約2時間の工程であり、足慣らしとしては丁度良い感じです。 花粉症にも負けず樹林帯の中を進んでいく姿は、圧巻ですね😜 御幸ヶ原からはケーブルカー客やロープウェイ客も加わり、多くの人が関東平野の展望をあちらこちらで楽しんでおります。 男体山・女体山の頂上においては、順番待ちの状態。日本は平和なんですね・・・ 下山はケーブルカー(初体験)を使い、一旦筑波山神社に戻りました。リュックを降ろして、本日第二の目的地である筑波山梅林に向かいます。 見事な梅林の数々。赤・ピンク・白の花で一面が覆われております。知見が無い私でも楽しい探索であります。 ただ、梅まつりの期間中であり、梅林見たさに駐車場は満杯で、空き待ちの車列。日本人は辛抱強いですね・・・








2023年2月25日(土)切込湖スノーシューハイク

3回目のスノーシューハイクは昨年夏にも訪れた「日光湯元から刈込・切込・涸沼を経て山王峠から光徳」に抜けるルートです。 好天に恵まれた中、今までとは少し異なるスノーシューハイクを楽しむことが出来ました。 今回は急な登り降りがあり、スノーシューが持つパフォーマンスを感じながら、たちはだかる雪とその景観を十分に楽しんだ6時間でした。 この地は有名なスノーハイク地ですが、今日は私たちの他には誰も乗り入れていなく、濃い青空の中、マロニエHCの独占であります。 マロニエHC・・・万歳🙌 いつもと違う筋肉痛もなんのその!たかがスノーシュー16500歩じゃないか・・・ 白い地と青空の中に11名のカラフルな人間が点在する様は、まさに私たちだけが味わったスノーハイクの醍醐味でした。 スノーシューハイク いいですね・・・ そういえば、今年のマロニエHCのスノーシューハイクは3回とも「晴天&無風」でした。なんで???






2023年2月5日(日)裏磐梯イエローフォール

登山において、天候がもたらす幸運は何よりも広大である。まさにこの言葉が当てはまる今回のイエローフォール探索でした。 今回は、裏磐梯スキー場からリフトを乗り継ぎ、リフトの頂点からスノーシューを履いて、銅沼(アカヌマ)周辺のスノーシュー遊びを堪能しました。 凍結した銅沼を渡り、噴気口や磐梯山を望みながら歩く(スノーシューを引きずる)事 約1時間、目指すイエローフォールに到達しました。 前述のように、まさに青天であり雪原と雪をまとった山容が素晴らしいコントラストを生んでいました。これだけでも大満足!! イエローフォールは、この季節のみ現れる現象らしく、不思議な光景。フォールと言っても水が流れている訳ではない。夏場でも滝にはなっていないらしい。 どうやら岩から染み出した水に硫化物や鉄分が含まれており、それが凍結する事でイエローフォールの景観になるとの事。ラプンツェルのような派手さはないが 日本人のワビサビに合いそうな氷瀑景観ですね。 その後、銅沼の北側周回コースをスノーシューの威力を感じながらたどる事、約1時間でスキー場ゲレンデに到着しました。  その時、ゲレンデ正面の急斜面越しに見た檜原湖の絶景は、最後のご褒美を頂けたと感じました。 今回は、前回の奥日光スノーシューハイク時に得た「課題」の対策を施した事もあって、充実したスノーシューハイクを味わうことが出来ております。大変ありがとうございました。 それと、スノーシューを引きずっても「iPhoneのヘルスケア歩数」はカウントされる事が分かりました。(ちなみに12000歩でした) スノーシューハイク いいですね・・・





磐梯山イエローフォール(2/8) | techan1955のブログ (ameblo.jp)

2023年1月21日(土)奥日光湯元「金精の森コース」

我がマロニエHCは自主ハイクに於いても活発な活動を堅持しております。 今日は奥日光湯元に伺い、金精の森スノーシューコースを回りました。 各自今季初(人生初もあり・・・)のスノーシューハイクであり、2月の「イエローフォールスノーシューハイク」前哨戦の意味合いもあるようでした。 イヤ~楽しいですね!!!湯元から金精道路直下をピークとした周回コースでしたが、スノーシューの重さを快く感じながらの和気あいあいとした時間でした。 白銀の世界を堪能した上、まだ誰も踏み入れていない雪原に足跡(実際にはスノーシューを引きずった跡)を残すのは、実に爽快でした。 また、約3時間のハイクを楽しんだ後、ビジターセンターでお汁粉昼食を美味しくいただきました。誠に有難うございました。


2023年1月15日(日)雨巻山

今年初めての山行は、栃木県と茨城県の県境に連なる雨巻山から仏頂山に到る「県境尾根縦走」であります。 この季節にあって、17名の参加となり、メンバーの意気込みを感じさせる楽しい「7時間&27000歩」でした。 大川戸から8時に縦走をスタートしました。落ち葉を踏みしめながら三登谷山を登頂し、尾根伝いに雨巻山に到達。 雨巻山山頂ではCLが管轄するテーブル/ベンチで一休み。398mの三角点を経て一旦県道まで下り、再度高峰に登頂。 奈良駄峠まで下山の後、最後の仏頂山を登り返し楞厳寺まで強烈な階段(NETでもアナウンス有り)を下ってのゴールでした。 途中、看板を見ても目的地の楞厳寺(リョウゴンジ)がなかなか読めなく、特にコに濁点が入るのか否か?議論の対象でした。 結局のところ、入山からピークを5ヵ所経るという、実に面白い低山縦走を経験することが出来ました。 本コースは、落ち葉と階段が印象的であり、さらに晴れていれば尾根伝いに遠くの雪をかぶった山容を楽しめる「冬場の縦走ライン」と認識した次第です









2023年1月8日(日)小山宿七福神めぐり

今年は年始から実に穏やかな日が続いております。今日の小山地区は無風晴天であり、七福神巡りにはうってつけであります。 今回の私たちの七福神巡りは、小山市の「小山宿七福神めぐり」イベントに参加する形で行いました。 JR小山駅前ロブレから出発し、 法性院(福禄寿・寿老人)→妙建寺(弁財天)→光明寺(恵比寿・大黒天)→持宝寺(布袋尊)→現聲寺(毘沙門天) のルート約4kmを徒歩致しました。 2時間足らずの周遊でしたが、寺院の歴史や神様のいわれ等々を認識した貴重な時間でした。 きっと私たちにも七福神のご利益が賜るものと信じておる次第であります。(特に、布袋尊・福禄寿・寿老人かな???) 加えて、今年のマロニエHCの山行が穏やか且つアメージングである事を願うばかりです。










2022年12月11日(日)御前山

御前山は今年最後の定例ハイクになります。 「道の駅かつら」を出発し、御前山~富士山~青少年旅行村を周回するハイキングコースとなります。 この地は、茨城県の御前山県立自然公園に属しており、初心者から上級者まで安全に自然を堪能する事を目指しているとの事です。

那珂川沿の東登山口から登山道に入ります。 先ずは山寺へのアクセスを思わせるようなケヤキの樹林帯を通過し、鐘つき堂跡を経て、いつのまにか御前山山頂に到着しました。 額面とおりの豊かな自然を満喫しました。ただ、山頂にあるとされている御前山城の痕跡には気付かず、猪の痕跡はやたら目立ってました。 その後も極めて安全な道で、いくつかのピークを越えて富士山展望台に到着しました。 この展望台は標高は低いのですが那珂川を見下ろすことが出来、この景色を「嵐山」と称していることに納得。また遠くには日光連山が望め、思いのほか満足しました・ 比較的急な階段道を降り、青少年旅行村からは舗装路を下って道の駅に戻りました。

単独登山ではなかなか実現しないハイキングであり、これもグループ登山のメリットと感じた山行でした。 来年も多くの山行が企画されています。大いに様々な山を堪能したいと考えております。





2022年12月4日(日)古峰ヶ原高原


宇都宮市の北部に居する凡人にとって鹿沼は縁が薄く、免許センターと鹿沼IC位しかお世話になっていませんでした。今回は鹿沼の由緒正しき面に触れ、 今までの鹿沼に対する無知と無礼に対し、お詫びを申す次第であります。 古峰(フルミネ)神社を過ぎ、古峰ヶ原(コブガハラ)峠まで、バスは奥地に入っていきます。「読み方の違いは、日本人にしか認知できないだろう」とか感じながら・・・

途中、歴史を感じるバス停をいくつも通り過ぎ、行者岳登山口に到着しました。(これはリーダー各位の下調べの成果ですね) 登山口から行者平までは、勾配も緩やかで落ち葉の絨毯。それから行者岳頂上までは勾配が急になり落ち葉が邪魔で足元を確認しづらい工程でした。 天気は良いのですが、時折吹く風には初冬を感じます。特に北側斜面では風の音も大きく、もうしばらくすると北側から雪に覆われるのですね。

一度、古峰ヶ原峠に戻り、昼食。その後、方塞山(ほうさいさん)に向けて重たくなったお腹を抱えて出発しました。同じく落ち葉の絨毯の中、天狗の痕跡を捜しながらの登頂でした。 三枚岩(本当は三枚半ではないでしょうか?)にてありがたい歴史に触れながら、方塞山に向かいます。尾根道はなんとツツジのトンネルです。 ツツジ満開の頃はまさにファンタジーの世界ではないでしょうか!これは堪能したいですね!  2023年にもこの先の横根山が予定されています。今から楽しみになってきました。