
栃木県で一番有名な山はどこでしょう?古賀志山でもないような・・。そう、男体山ですよね。中禅寺湖の湖畔からそびえる雄大なすり鉢状の姿は、栃木の自然を表す代表的な風景と言えます。 一方で勝道上人によって1200年以上前に開かれたと言うこの霊山は、登山者にも厳しい修行の山でもあります。登山口の二荒山神社から頂上までの標高差は約1200m、富士山登山と同じくらい。登山道は殆どが直登しか許されず、急登の岩場が続きます。 でも、この男体山をしっかり登る事ができれば、北アルプスや南アルプスの3000m級の山でも体力的には恐れるに足らずです。全国の山々に行くための登龍門であり、トレーニングにも絶好の山がこんなに身近にあるのです。 今回男体山に挑むのはマロニエの精鋭(????)のメンバー8人。中には20数回目の好き者も。計画書ではほぼコースタイム(3時間50分)で頂上を目指します。二荒山神社中宮祠で登拝の御加護のお札を買った後、境内に咲いていた満開のシロヤシオの花に送られていざ出発です。 心配していた天気も前日に雨が上がり、暑すぎず寒すぎず新緑の木々の中の山行は、快適な、でもやっぱりきつい、でも楽しい。登っていくにつれ、眼下の中禅寺湖や対岸の半月山や社山、遠くは秩父の山も見えてきます。今日は富士山まではちょっと見えなかったなぁ。 7合目あたりから足腰が疲れてくるにつれ日頃の鍛錬不足を感じつつ、それでも一歩一歩折れない心と仲間同士の励まし合いで頂上を目指します。 ついに山頂に着いた時は、思いっきり皆弾けてしまいましたね。男体山はやっぱり達成感あります。全員ほぼコースタイムで登り切り、大きな自信になりました。これで北アルプスだって怖くないでしょう。 頂上の二荒山大神(大己貴命)像と御神剣に本日の御加護に感謝して下山です。登り切った事の嬉しさで笑顔の絶えない帰り路になりました。














