2025年7月5日(土)~6日(日)乗鞍岳&美ヶ原

今年もマロニエHCでは多くの宿泊山行を計画しています。さて今回はその第一弾として乗鞍岳&美ヶ原の山旅を計画しました。乗鞍は丁度お花の時期を迎えており、アメージングな出会いを期待しております。

乗鞍エコーラインを通り、バスは乗鞍岳の登山ベースである畳平に向けて高度を上げていきます。エコーラインには熊注意ではなく自転車注意の看板がいたるところに設置されています。この道は昔、砂利道で「乗鞍スーパー林道」と呼ばれており、サイクリストのあこがれの道だと聞いた事があります。どうやら今でもそうらしく、多くのサイクリストがこの道に挑んでました。頑張れ!!!

バスが登るにつれ、前方に雄大な乗鞍岳が顔を覗かせ始めました。今からあそこに行くのです。もっと来い!もっと来い!
乗鞍岳の登山口である「畳平」に到着すると、先ず富士見岳への足慣らし登頂。雲と青空が目まぐるしく変化する中でしたが、無事ピークをクリアー。その後、肩の小屋までは順調なすべり出しであります。眼下には夏スキーに興じる族も・・・ただし、乗鞍岳剣が峰には雲が立ち込めており、展望は明日朝に期待するしかなさそうです。
肩の小屋からは本格的な登山道になります。登るにつれ雨を感じ始めました。少雨とは言っても、ここは3000mの地!全員雨具を装着し、慎重に頂上に向かいました。
頂上ではさらに風雨が強まり、長居は無用!360度の展望も雷鳥との出会いも今日は無理。早々に下山しました。それでも畳平には予定通りの時間に到着し、本日の宿である乗鞍白雲荘に逃げ込みました。
入浴を済ませ、飛騨牛のすき焼きを頬張りました。すき焼きなんて下界でも食べてないのに・・・ビールで乾杯・・・極楽の時です

翌朝3時に起床。念願の星空は アレ??? 星は??? 雲しかありません。4時過ぎると少し明るくなってきましたが、雲の流れしか見えません。ただ、東の空を見ると、なんとなくオレンジ色になっています。ここは行かなきゃ!!!
鶴ヶ池対岸の県境広場に行き、ご来光を見たいのであります。すごい風にも負けず、踏ん張ってスマホで撮り続けました。・・・感動の時です
太陽が上がるにつれ、青空が増してきました。昨日行けなかった「畳平のお花畑」に降りて行きました。お花好きにはたまらない地ですね。・・・至福の時です

名残惜しくも乗鞍岳を後にし、松本を経由して次の目的地である「美ヶ原」に向かいました。美ヶ原の最高地点である「王ヶ頭」が目的地でありますが、今回は三城から登頂を開始しました。(ハイキングクラブの名のプライド?)
暑い中の600mの登りは、思った以上に大変でした。でも美ヶ原のお花達と出会うことが出来、新たな美ヶ原の楽しみを見つけてしまいました。
王ヶ頭は晴れており、素晴らしい牧草地帯を歩くことが出来ました。牛たちも穏やかですね。残念ながら周りの山々には雲が貼りついており、北アルプスや八ヶ岳の遠望は皆無、ようやく蓼科山が見える程度でした。
この地は遠望に適した冬にスノーシューハイクするのも良いと思いますね・・・

今回は、展望には恵まれなかったものの、教科書通りにお花と出会うことが出来、改めて北アルプスの自然を堪能できた山旅でした。
また逢う日まで、この自然が守られている事を強く望みます。

乗鞍岳













美ヶ原





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