2023年6月25日(日)苅田峠~不忘山(南蔵王縦走コース)

蔵王と言うとスキー場があまりにも有名であり、どうしても地蔵山を中心に考えてしまう。登山においても同様で、地蔵山から熊野岳・御釜と続き、苅田岳が終着点・・・ イヤイヤ、苅田峠を出発点として不忘山に向かう南蔵王も如何でしょうか? 東北地方の山らしい「なだらかで歩きやすい」登山道です。この地がプレートの東西圧縮により生まれた山地である証明ですね。 苅田峠を出発し第一の目標地である「芝草平」に向かいます。多くの草花が控えめではありますが、存在を主張しています。 すみません!この花の名前を教えていただけますでしょうか・・・・・(何度、尋ねた事か  泣き!!) この日の芝草平はチングルマが主体でした。時期が変わると主張する花々も変わるのでしょうね。穏やかな空気感です・・・ さて、今日の最高地点である屏風岩に向けて、登山道を進みます。振り返ると、なだらかな蔵王の高地が位置し、自然の大きな景色に包み込まれた映像のような様相を味わっています。 南屏風岩からは、山容も一転。不忘山に近づくにつれ風化か進んだ尾根道に変わります。それにつれ、花々も岩礫地環境に変わっていきます 不忘山までは時折顔を出す花を楽しみながらの岩場です。高山植物は、決して自己主張が過ぎず、さりげなく私達を迎えてくれます。高山植物のファンが多いのも理解できます。 不忘山からは、風化が進んだ尾根を注意深く下山します。尾根沿いに不忘の碑があり、そこからは尾根を離れ、樹林帯に入っていきます。 滑りやすい急坂が続き、下山に厭きてきた頃、白石スキー場に到着しました。 7時間・25000歩の行程でしたが、16人全員が穏やかな天候の中、高山植物に癒された1日でした。














続いて南蔵王で出会った可憐な高山植物


不忘山へ行きました(6/25)。 | techan1955のブログ (ameblo.jp)

2023年6月18日(日)篭ノ登山・水ノ塔山

梅雨の合間の貴重な晴天!! 私達は見事にこの幸運を勝ち取りました。しかも高峰高原にて・・・ 今日は、地蔵峠と車坂峠を結ぶ「湯ノ丸高峰林道(俗称2000m林道)」の周辺に位置する「見晴岳~三方ヶ峰~池の平を経て東篭の登山~水の塔山」を縦走する、豪華絢爛な山行です。 地蔵峠には晴天の中、多くの登山客が集まっており、この山系の人気を伺わせるものであります。 地蔵峠から林道沿いの三方見晴遊歩道を歩行します。林道から離れ始めると本格的な登山道となり、1時間半の末、見晴岳に到着しました。 その名の通り「北アルプス・乗鞍・八ヶ岳」の展望は見事です。特に八ヶ岳は北と南での山容の違いを見識するに到りました。 三方ヶ峰を経由して池の平湿原を堪能します。イワカガミ・レンゲツツジ・シャクナゲ等が私達を歓迎してくれています。さすがは人気コースです。 池の平駐車場から本日の第二部になります。本日の最高点となる「東篭ノ登山」に向かいます。約200mの登りですがガレ場や岩場もあり、休憩を頻繁にしながらの工程です。 標高が2000mを越えている地での山行ですので、慎重な山行となりました。その山頂でも晴天!森林限界を越しているので、太陽を遮るものがありません。 山越しに浅間山の山頂が見えます。黒斑山からの眺めも良いですが、篭ノ登山からの眺めもなかなかです。オッ!噴煙もよく見えます。 篭ノ登山からは岩稜の通過となり、注意深くギャップをパスしながらの下りです。途中、水ノ塔山の登返しもあり、下りであっても体力を費やしました。 ただ、眼下に湯ノ丸高峰林道を望み、先にはアサマ2000スキー場、雄大な浅間山山頂を同時に見る事が出来るのはこの地だけであり、「疲れたけど来てよかった!」と思う山行でした。






    僅かに浅間山山頂が映ってます。


最後に・・・三方ヶ峰で、90歳のご夫婦と遭遇いたしました。驚きとご婦人の笑顔に感銘いたしました。70~80歳は未だ若い!新たな目標を感じました。

※お二人にはホームページ投稿許可取りました。

今回の山行コースランクは中級の★★星2つコースでした。

当ホームページの活動計画を参考にしてください。

活動計画 2023年度 令和5年度 – マロニエハイキングクラブ (securesite.jp)

メンバーのYAMAPの投稿です。合わせてご覧ください。

篭の登山、水の塔山-2023-06-18 / coco 🌸さんの湯ノ丸山・角間山・鍋蓋山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

東篭ノ登山、 水ノ登山縦走(花街道を縦走)🌼 / ひでりんさんの湯ノ丸山・角間山・鍋蓋山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

2023年6月4日(日)荒山・鍋割山

赤城山というとどうしても「黒檜山・駒ヶ岳」になってしまうが、その前橋市寄りの「荒山・鍋割山」もなかなかのものです。 バスが17号線に入ると見事な三角錐の荒山が、そしてその北側になんだか鍋を逆さまにしたような山容が見えてきました。形からいうと、あれが今日登頂する鍋割山かも??? バスは赤城道路を登り、姫百合Pに到着しました。8時だったのですが、すでに駐車場は満車です。この山系の人気を伺わせます。 私達は先ず荒山に向かいます。良く整備された登山道を進んでいくと、荒山高原に近づくにつれ、ヤマツツジの応援が盛大になってきました。 先回の横根山といい、男体山といい、ツツジのトンネル三山です。今年は、コロナ開けもあり、本当に花に恵まれた年です。 荒山高原からは尾根道を進みます。徐々に視界も開き、浅間山や八ヶ岳、南アルプスが遠くに望めるようになってきました。 ン~ 富士山が見えますよ! 昨今の大雨の痕跡はほとんど見受けられず、岩場を超えると、あっさりと荒山山頂に到着しました。そこでは、谷川岳から尾瀬・新潟の山系も飛び込んできます。 梅雨間近とは思えぬ好天気!今日来て良かったとみんなが思う瞬間でした。 荒山から一旦下がり芝の広場での昼食、さらに荒山高原までアクセス後、鍋割山に向かいます。 急登の後、細かなUP-DOWNが続きます。まさに17号線からみた鍋の底を私達は今歩いています。何度か模擬頂上の後、大きな広場に到達。これこそが鍋割山です。 アルプス・八ヶ岳の展望とは別に、眼下に前橋市が一望できます。前橋市民にとっての我山はこの鍋割山かも知れませんね・・・ いや~この時期晴れた日の山行は最高ですね!皆がそう思った一日でした。










2023年5月21日(日)横根山

三週間ぶりの山行です。 ようやく魔の雨天サイクルから脱しました。ありがとうございます。 古峰ヶ原峠を出発。すぐにツツジが私たちを大歓迎してくれます。今日は多くのアメージングを期待させてくれます。 登山道に入ると、どこを見てもツツジだらけ! ヤマツツジの赤・ピンク、シロヤシオの白、を同時に鑑賞しています。一つ目のアメージング! 三枚岩では山伏殿によるホラ貝演奏に出会うという二つ目のアメージング! ツツジのトンネルを抜けて、方塞山に到着です。 ここからは牧場沿いに横根山に向かいます。牧場に牛は見受けられませんでしたが、その新緑たるは見事。 ここで、赤・ピンク・白に次ぐ四色目の緑を味わいます。三つ目のアメージングであります。 最後の階段を上ると、落ち着いた感じの山頂に到着しました。横根山であります。 後半は、井戸湿原に下ります。観光客も一気に増えてきました。そこにはおそらく今年一番と思われる草木花の舞が展開されています。四つ目のアメージング! 他の有名湿原にも引けを取りません!美しい苔の緑も加わり、井戸湿原は太陽光を受けて四色が個性を主張しています。最高の瞬間でした! 象の鼻&前日光ハイランドまで、約12㎞/5時間・18000歩の行程でしたが、スマホの電源を気にしながら写真を取りまくった至福の時間でした。












おまけ

と、言う訳でした。

2023年4月29日(土)深高山・石尊山(しんこうざん・せきそんさん)

GWの初日です。今年もメンバー各位は散らばる事と思いますが、その足慣らしと考えて良いでしょう。 今日は足利にある「深高山~石尊山」の縦走です。 セキソンサンと名づけられた山は多数ありまして、昨年登頂したのは「群馬中之条の石尊山」、今日は「足利の石尊山」です。 何だか微妙な天気予報ではありましたが、猪子トンネル手前から新緑に包まれた深高山への登頂が始まりました。 最初だけの急勾配をクリアーしたのち尾根道を暫く歩くと深高山に到着です。癒してくれる小さな花々を捜しながらの行程でしたが、 どうやら花の時期が今年は微妙に異なったらしく、新緑ばかりが目立ちます。それでもツツジ等がところどころに顔を出し、私たちを満足させてくれました。 アップダウンを繰り返した後、あっという間に石尊山の頂上に到着です。頂上の展望は開けておらずその先の見晴台で優雅な食事にしました。 いつもより長めの休憩の後、岩場の下山路を快調に石尊不動尊まで下りました。途中、石碑や祠もあって「ン~石尊山」と感じた次第です。 思うに、女人禁制碑の位置と岩場が一致しており、昔は女性には岩場は危険だと考えられていたのか・・・ 天気にも恵まれた、シーズン到来を祝うかのような山行でした。










2023年4月23日(日)備前楯山

「トウゴクミツバツツジ、アカヤシオ」・・・今日はツツジ科の花を2つ認知することが出来ました。ありがとうございます。 低山に於ける花の季節を迎え、今後とも多くの花を認知出来るようになることが楽しみです。 舟石峠までは銀山平周りでアクセスしました。赤倉からのアクセス道は落石の危険があるとの情報に対する対応です。 立派な舟山駐車場に到着後、備前楯山への登頂を開始しました。季節がら多くの登山者が入山していました。 比較的登りやすい登山道を歩く事2時間足らずで備前楯山頂上に到着しました。途中ピンク濃淡の花が咲き乱れてます! これが「トウゴクミツバツツジ、アカヤシオ」ですか!見事です! 暫し足を止め、見上げてます。あ~ぁ 私にもこんな感性があったのですね! 一方、頂上に於いては1272mにもかかわらず、日光連山~足尾山塊まで素敵な展望を望むことが出来ました。 頂上が若干狭かったのでユックリとはいかず、早々に下山しましたが、ツツジには後ろ髪を引かれる思いでした。 備前楯山は、楽勝の割には見所の多い山系であり、この周辺を含めもっと散策したいと期待させるところです。








2023年4月5日(水)太平山

ついにAPRILです。登山シーズンの開幕戦は栃木市近郊の「晃石山・太平山」のウォーキングです。 清水寺(セイスイジ)を出発し、桜峠・晃石山・ぐみの木峠・太平山・大中寺・清水寺と巡回する太平山山系としては中レベルの山行です。 なんで鹿沼や栃木地区のお寺の名前は紛らわしい名前の寺が多いのだろう??と思いながらも、早速、桜の歓迎です。 ピンクの木々に彩られた登山道は良く整備されており、桜峠を経て、まもなく晃石神社に到着しました。 (神社の裏手に晃石山の山頂が有ります。オプションとして急登が好きなメンバーは今日の最高地点(419m)に立った次第です。) 低山ではありますが、眼下に栃木市を一望することが出来ます。その為の休憩場所が各所に設置されており、ビギナーでも十分に楽しめる山系だと感じました。 その後、ぐみの木峠~太平山~謙信平とアップダウンを繰り返しながら歩を進めます。 謙信平で山行としては優雅な昼食を取り、余裕を持って大中寺に下りました。スリップしない山道は楽ですね! 大中寺で再び桜の歓迎を受けたのち、西山田林道を清水寺まで歩きました。 この緩やかな舗装路の登りが、今日最も疲れたかなぁ。どうも私たちは登山道歩きに進化してしまったのかもしれません。 今日は、晴れてはいるものの何となくカスミが掛かっているような天気であり、強烈な日差しがない代わりに遠くの山系を確認できなかったのは残念でした。 それは、次の機に期待したいと思います。 今回も参加者全員が安全に山行を完了することが出来ました。ありがとうございました。










2023年3月26日(日)春の安全教室

マロニエHCでは、登山の安全遂行の為に、安全講習会を春と秋に実施しております。 今回は、特別講師として「栃木県勤労者山岳連盟の池谷会長殿」にセルフレスキューについて指導していただきました。 池谷会長殿、誠に有難うございました。 当初は、AM中に座学・PMは古賀志山の岩場を使ってのロープワークの実践の予定でしたが、降雨が段々酷くなり、AMのみの講習となりました。 座学では、装備についての解説をお聞きし、その後ロープワークを丁寧に教えていただきました。 ロープの実践場は急登降下時やセルフレスキュー時であります。 ただし、急登降の基本は「3点指示」であり、ロープに頼りすぎてはいけない事、すなわちロープはあくまで安全に登降するためのツールである考え方を学びました。 ロープは、たとえ寝転がっていても、たとえ暗闇の中でも、正しく結べなくては実践では使えないツールであり、毎日ロープワークを試みるのが重要であります。 (家庭の居間でコツコツと目立たないように練習する為の道具が必要ですね・・・) 今日は代表的な結び方として、「ガースヒッチ」「プルージック」「ダブルフィッシャーマンズノット」「フィギュアエイトノット」「ムンターヒッチ」「クローブヒッチ」「もやい結び」「チェストハーネス」 をワイワイしながら楽しく学びました。これだけ覚えていれば十分との事ですので、何とか習得したい限りであります。

ご安全に~




2023年3月19日(日)三峰山

帰宅後大変である。 靴やストックは勿論、トレッキングパンツも泥だらけ!冷たい水を我慢して水洗いしないと家に入れてもらえない。 「すみません・・・」と頭を下げる姿が目に浮かびます。 今日は鹿沼の信仰の山である「三峰山」のトレッキング、すなわち沢山の神々に見守られながらの6時間であります。 昨日の冷たい雨から一転しての晴天無風。スギ林の中に祠や石碑を拝みながら進むルートになります。 どうやら神々も花がお好きなようで、花咲く御岳山神社から出発となります。ただ、雨の影響により登りでもスリップ注意であります。 御岳山神社から石段を注意深く踏みしめ、清滝を過ぎるとさらに急登の連続です。緊張が一段落したのは、明るい尾根道に到達してからでした。 奥の院に足を延ばし「三尊像」と写真を共有、剣が峰と永野御岳山を経て三峰山を目指します。まさに滑りながらの尾根歩きであります。 三峰山山頂で長めの昼食タイムの後、いよいよスリップの本番である「倶利伽羅不動尊」からの急降下。普段でもスリップしやすいのですが、 雨のせいで、注意していてもスリップしてしまう状況。そんなに人が入っていないのに、スリップ跡があちらこちらにあり、必死の形相で挑みました。 ビブラムソールに付いた泥を取りながら、ストックワークを駆使し、少しの岩を支えとして降下であります。 さすがにみんなベテラン。大きなトラブルもなく、全員無事に降りきったのは特筆に値します。 ただ、気が付いたらグローブも泥だらけ、バスに乗せていただけるのか?心配も少々。 このような登山ルートは多くの山系で存在しており、登山シーズンを前に経験できたのは大変貴重だったと思慮致します。












2023年3月11日(土)筑波山

2023年の登山シーズンまでごくわずか。来るべきシーズンに備えた足慣らし山行であります。 その地は、茨城の名峰である筑波山でした。名峰にふさわしく誰が言ったか「たかが筑波山されど筑波山」 今日は筑波山神社から御幸ヶ原を終着とした表登山道を登ります。約2時間の工程であり、足慣らしとしては丁度良い感じです。 花粉症にも負けず樹林帯の中を進んでいく姿は、圧巻ですね😜 御幸ヶ原からはケーブルカー客やロープウェイ客も加わり、多くの人が関東平野の展望をあちらこちらで楽しんでおります。 男体山・女体山の頂上においては、順番待ちの状態。日本は平和なんですね・・・ 下山はケーブルカー(初体験)を使い、一旦筑波山神社に戻りました。リュックを降ろして、本日第二の目的地である筑波山梅林に向かいます。 見事な梅林の数々。赤・ピンク・白の花で一面が覆われております。知見が無い私でも楽しい探索であります。 ただ、梅まつりの期間中であり、梅林見たさに駐車場は満杯で、空き待ちの車列。日本人は辛抱強いですね・・・